中国のある女性は、夫からたびたび暴力を受け、それが原因で離婚した。そして、そんな夫に復讐するため、ある計画を実行に移したという。
中国メディア・長三角城市網などによると、浙江省温州市永嘉県で暮らす張某と汪某さんは2010年に結婚。しかし、幸せなはずの結婚生活はいさかいが絶えず、汪さんは夫の張さんからたびたび暴力も振るわれていたため、昨年末、ついに離婚することになった。
ただ、離婚しても汪さんは元夫から受けた暴力の苦しみが忘れられず…。「いつか復讐してやる」と計画を立て、先日、ついにその計画を実行に移すことにした。
汪さんはまず、適当な理由をつけて元夫を家に呼び出し、酒をたらふく飲ませた後に誘惑。「刺激的なSM遊戯をしましょうよ」とし、元夫に自身の腕や脚をベッドに縛らせ、一通りプレイが済むと、「ロープは自分でほどけるから」と元夫をそのまま家に帰らせたという。
元夫が自宅から姿を消すと、汪さんは警察に「襲われた」と通報。駆けつけた警察は半裸でベッドに縛られ、身体に傷を負っている汪さんを見て驚き、警察は汪さんに言われるまま、元夫の張さんを強姦容疑で逮捕したそうだ。
しかし、汪さんの計画はここで頓挫してしまう。取り調べを受けた張さんが“真相”を明かすとともに、汪さんの証言も二転三転したことから、汪さんは警察の厳しい追及を受けることになり、結局すべてを自白。自作自演であることを認め、汪さんの元夫へのリベンジは失敗に終わってしまったそうだ。