低い評価書かれ会員カード凍結、グルメサイトの口コミ投稿に店が激怒。

2016/04/30 07:00 Written by Narinari.com編集部

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レストランを選ぶ際に、グルメサイトなどの口コミや評価を参考にしている人は多いだろう。中国ではこのたび、女性客があるレストランについて辛口評価を投稿したところ、会員カードが“凍結”されるという出来事があった。

中国メディア・毎日新報などによると、舞台となったのは天津市にある一軒のレストラン。先日、女性の王さんは友人とともに同店を訪問。いわく「グルメサイトで高評価だから選んだ」そうだ。

王さんと友人は店のスタッフの勧めもあり、割引サービスを受けられる会員カードをその場で発行してもらう。カードはチャージ式で、王さんは500元(約8,500円)をチャージしたが、いざ食事を始めてみると、評価に反して料理があまり美味しくない。王さんと友人は不満を抱き、今後もう二度と来ないと思ったのか、先ほど作ったばかりの会員カードを取り消し、カード内の残金の返金を店に迫った。

しかし、この申し出は店側に拒否される。王さんは仕方なくまた訪れることにし、その場は退いたという。

事態がややこしくなったのはその後。後日、王さんがグルメサイトの口コミ欄にこのレストランの悪口を投稿したため、店は激怒。そして、王さんの会員カードは“凍結”されてしまったのだ。

もちろん、王さんは自身の会員カードが“凍結”されているとはつゆ知らず。カード内の残金があることもあり、しばらくして再び同店を訪れたときに、この事実を知ることになったという。

現在、政府機関の介入もあり、王さんの会員カードは無事に使用できる状態に戻ったそうだが、無料の会員カードならともかく、残金があるチャージ式カードを「悪口を書かれた」との理由だけで“凍結”してしまうのは、何とも中国らしいやり方かもしれない。

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