みの「よるバズ!」多くの関心、猪瀬氏出演で“舛添出張費問題”斬る。

2016/04/25 07:43 Written by Narinari.com編集部

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みのもんた(71歳)が2年半ぶりに報道キャスターへ復帰したことでも話題の報道番組「みのもんたのよるバズ!」(AbemaTV)。その初回が4月23日20時〜21時50分に生放送され、特別ゲストに前東京都知事の猪瀬直樹氏も登場した。

テレビ朝日の下平さやかアナをパートナーに放送が始まった「みのもんたのよるバズ!」。みのの久々の登場に、「みのさんおかえり」といった温かいコメントで迎えられながら、番組はスタートした。スタジオには、報道番組初出演で、AKB48グループを卒業したばかりのタレント・女優の宮澤佐江、作家の鈴木涼美氏、弁護士の佐藤みのり氏がコメンテーターとして、また「AbemaNews」学生キャスターが番組で取り上げるニュースに対してそれぞれの意見を伝えた。

最初は、ネットで視聴者と一緒に編集会議をしながら、取り上げるニュース項目や内容を決めていくコーナー「今週のバズselect〜みんなが編集長〜」。「熊本震災から一週間。本当に今、必要な支援物とは」をテーマに、スタジオには特別ゲストとして元長野県知事の田中康夫氏を迎えて意見を交わし、さらに、熊本県で被災しながらも支援活動を行っている人たちと中継を繋ぎ、実際の現地の様子を直接ヒアリングした。

また、震災時の“SNSの功罪”もテーマに。タレントが自身のSNSで被災地への義捐金の振込額を公表したことで誹謗中傷が殺到している騒動について取り上げた。コメンテーターとして出演した宮澤自身も、熊本地震の日、舞台を見に行っていて、地震が起きたことを知らずに舞台の感想をSNSに公開したところ、「今それどころじゃないから」といったメッセージが届いてハッとしたことを告白。最近Twitterを始めたみのも、「人を叩くために使っちゃダメです」と視聴者に訴えかけた。

みのが独断と偏見で選んだニュースに注目するコーナー「ボス特権」では、東京都の舛添知事が海外出張で税金の無駄遣いをしている疑いがある件についてピックアップ。このコーナーでは、前東京都知事の猪瀬氏が特別ゲストとして登場した。

昨秋のパリ・ロンドン出張は随行者数20人、かかった費用は総額5,041万円という、舛添知事の海外出張での経費の使い方については、みのも「こんなにかかるの!?」と驚き、猪瀬氏は「何のために海外出張行くのかしっかり見直す必要がある。役割を明確にしていたら、人員を削減できる。伝えておかないと(何かあった時のためにと)ついてきてしまうから、リーダーがあえて言うようにしないといけない」と話した。

さらに、ヨーロッパ出張に関する公文書が、現地で雇った通訳やガイドの経費、携帯や車両代までの単価や数量が全て黒塗りだった問題について、この文書を開示請求した東京都議の音喜多駿氏とスカイプ中継。舛添知事について聞かれた音喜多氏は「議会を軽視していて、都民をバカにしているのではと思います。この公文書を公開することにも貴重な税金を使うことになってしまって本当に無駄」とコメント。猪瀬氏も「出張の目的がゆるいとこうなってくる。無駄なことをする時間がないのが海外出張である」と話し、視聴者からは「よく言ってくれた」「猪瀬さんもう一度都知事やって欲しい」というコメントが多く寄せられた。

今後については「世論の流れが重要」と音喜多氏は語り、舛添知事に対するクレームが現状2,000件以上都庁に届き、検討委員が立ち上がったとのことで、今後少しずつ舛添知事にもプレッシャーがかかっていくだろうと締めくくった。

番組冒頭から約2時間にわたり、視聴者からは「みのさんの進行は安心して見れるなあ」「みのもんた氏は、ネット番組が合うね。タブーにどんどん切り込んで欲しいよ」「やっぱり、報道にはみのもんたが必要だな」「ひしぶりにワクワクするテレビ。来週も楽しみ」などのコメントが2,000件以上集まり、みのの新番組スタートに多くの関心が寄せられた様子。最後にみのは「健康が続く限り、これから毎週放送します!」と締めくくり、改めて意気込みを伝えた。

次回は4月30日(土)20時から生放送。

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