悲願オスカーに導いた「レヴェナント」、ディカプリオの熱い思い。

2016/04/22 10:02 Written by Narinari.com編集部

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俳優として5度目のノミネートでアカデミー賞主演男優賞を受賞したレオナルド・ディカプリオ。そんな“無冠の帝王”を悲願のオスカー獲得へと導いた映画「レヴェナント:蘇えりし者」が、4月22日より公開される。それに合わせ、本作への熱い思いを語っているディカプリオのインタビュー映像が到着した(//www.youtube.com/watch?v=Mf-XvpIMqvQ)。

本作の舞台は19世紀アメリカの広大な未開拓の荒野。狩猟中に熊に喉を裂かれ瀕死の重傷を負ったハンターのヒュー・グラスは、狩猟チームメンバーの一人、ジョン・フィッツジェラルドに見捨てられ置き去りにされてしまうばかりか、愛する息子を殺されてしまう…。“生きる”という純然たる意志だけを武器に、グラスは大自然の脅威のなか、厳しい冬の寒さに耐え、交戦中の部族の熾烈な襲撃を交わし、フィッツジェラルドに復讐を果たすため約120キロの容赦ない旅を生き延びなければならない。

到着した映像の冒頭でディカプリオは、イニャリトゥ監督が撮る作品について「“ハリウッド映画”の型にはまらない作品ばかりだ。今回は壮大な作品で彼の個性が生きているよ」とコメント。そして、監督と史上初となる3年連続アカデミー賞撮影監督賞を受賞したエマニュエル・ルベツキの仕事ぶりについても「バーチャル・リアリティの世界に入ったように主人公たちの体験を味わえる」と絶賛した。

別のインタビューでは「ドキュメンタリーに近い作品だ。CGを使ったのは、動物を使ってやれない部分があったからだ」と明かし、中でも「熊のシークエンスは、映画史上、見たことがないものになっている。観客としてもう一つ別の感覚を手にしたかのような気になるだろう。アレハンドロとルベツキが一緒に成し遂げたことは、それほどパワフルだ」と懐述する。

映像の後半で、自身の演じたグラスの役どころに話が及ぶと、オスカー獲得も納得の力強い言葉が溢れてくる様子が伺える。さらに父と子の絆の話になると、心なしか、父親としての優しい眼差しで語るディカプリオの姿を観ることができる。

臨場感を極めた圧倒的なスケールの映像と、ディカプリオの鬼気迫る演技。極限状態でのサバイバルの終わりに、彼がたどりついた境地とは――。

映画「レヴェナント:蘇えりし者」は4月22日(金)より、TOHOシネマズ 日劇ほか全国ロードショー。

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