ドイツ人の写真家ヴェルナーさんは、仕事で訪れたスペインのゴミ捨て場で運命のわんこと出会った。様子は野良犬と一目でわかるみすぼらしいものだったが、日に照らされ金色に光る姿はまるでライオンのよう。ヴェルナーさんは映画「ライオン・キング」に登場するシンバを思い出し、我が家へと連れ帰ることにしたという。
チコと名付けられたわんこは、ヴェルナーさんの家族と一緒に仲良く暮らしていく。そしてヴェルナーさんが最初に感じたインスピレーションどおりに、ライオンのたてがみを着用して、地元のハンブルグで「大きな街のライオン」というテーマで写真のモデルを務めることになった。
まるで本物のライオンが街を闊歩しているかのような構図もあれば、お茶目な犬の部分が現れている写真もあり、作品はSNSを通じて多くのファンを獲得。世界の各メディアでも取り上げられ、“アイドル犬”のようになる。
ネットでは「ゴミの中から宝物を見つけたんだね」「美しい。救出されて良かった」「世界をより良くしたと思う」「心温まるいい話だ。それにとっても素敵な写真」とチコの現状に安堵、称賛をしているコメントが多く寄せられている。