福山雅治がジョン・ウー作品に、高倉健「君よ憤怒の河を渉れ」再映画化。

2016/03/16 15:49 Written by ナリナリ編集部

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俳優で歌手の福山雅治(47歳)が、1976年に高倉健が主演した日本映画「君よ憤怒の河を渉れ」の再映画化で、世界的巨匠ジョン・ウー監督がメガホンを執る香港・中国合作映画「追捕 MANHUNT」に、中国人俳優チャン・ハンユーとW主演で出演することがわかった。

シーンによって、中国語・英語・日本語の3か国語のせりふが用意される予定で、高倉健が演じた杜丘(もりおか)検事役(今作では杜秋[ドゥ・チィゥ]弁護士役へ設定変更する予定)をチャン・ハンユーが、原田芳雄が演じた矢村(やむら)警部役を福山雅治が演じる。本作はオール日本ロケで、今夏、大阪と九州で撮影予定だ。

1976年の「君よ憤怒の河を渉れ」は当時、中国でも上映され大ヒットを記録したことから、今回の再映画化版も日本、中国ともに大きな反響が期待される。

なお、本作の日本での配給会社及び公開時期、日本語タイトル等は現在未定だ。


☆ジョン・ウー監督 コメント

メディアアジアからの映画『追捕MANHUNT』のメガホンをとってほしいというオファーを受けたのは、僕にとってはただの新しい作品というだけではなく、特別な意味が含まれている。
昔からずっと高倉健さんとお仕事をしたかった。高倉健さんが70年代においてアジアを風靡した作品を再映画化するチャンスをいただいて、躊躇なくすぐこの映画のオファーを受けた。そして僕は『追捕 MANHUNT』の題材がとても好きだった。男が名誉のためではなく、「人」の尊厳を守るという純粋な思いで、悪に対抗しながら、一人で真相を突き止めるという剛毅な男性のイメージはとても魅力的だった。僕の心の中で一番この役に近い人選はチャン・ハンユーさんだった。普段人や物事に接する態度、あるいは、スクリーンで演じていたイメージも僕のこの役への想像にぴったりだった。
『追捕 MANHUNT』の中でもう一人とても大事な役がある。その役は杜秋の敵であり友である日本刑事だ。僕から見たこの人物は人情も義理も厚く、とても人間味のある役で、福山雅治さんはこの役の特質にとてもマッチしていて、ずっと僕の心の中で思い描いていた唯一の人選だったので、彼がこの役を演じていただけると聞いてとてもうれしかった。

女性の主役の真由美については少し内容を変えたが、原作の精神をそのまま保っている設定で、とても活発で、この映画に素晴らしい科学反応を起こしてくれることに違いない。
『追捕 MANHUNT』はオール日本撮影で、メインの舞台は大阪と九州になる。大阪という街の活気と九州の自然な風景を感じることだけではなく、この作品を通して、僕が表現したいロマンスを極めていきたいと思う。


☆福山雅治 コメント

僕自身、これだけ激しいアクションがある映画に出させて頂くという事は初めての経験ですし、それがジョン・ウー監督作品であり、しかも日本が舞台となっているという事で、心からやりがいを感じております。
そして、圧倒的存在感のあるお芝居をされる張涵予さんとご一緒できることも心から楽しみにしています。
この映画が中国、日本、そしてアジア全体で楽しんで頂きながら、さらに、世界に発信できれば嬉しいですね。

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