ディカプリオが悲願のオスカー、5度目ノミネートで遂に主演男優賞。

2016/02/29 16:11 Written by Narinari.com編集部

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2月28日(米国時間)、第88回アカデミー賞の授賞式がロサンゼルス・ハリウッドのドルビー・シアターで盛大に催され、「レヴェナント:蘇えりし者」主演のレオナルド・ディカプリオが、俳優として5度目のノミネートで悲願のオスカー(主演男優賞)を獲得した。

「レヴェナント:蘇えりし者」はそのほか、監督賞(アレハンドロ・G・イニャリトゥ)、撮影賞(エマニュエル・ルベツキ)も受賞。3冠に輝いた。イニャリトゥ監督は昨年の「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」に続き2年連続の監督賞受賞で、これは史上3人目、65年ぶりの快挙。さらに撮影賞のルベツキは3年連続の撮影賞受賞で、これは史上初の快挙だ。

ディカプリオは受賞スピーチで「本当にありがとうございます。ここにいる皆さんに感謝します。『レヴェナント:蘇えりし者』は信じがたいキャスト、スタッフの努力の賜物です。トム・ハーディは兄弟のように取り組んでくれ、素晴らしい才能を出してくれました。そして素晴らしい友情を築いてくれました。(2年連続への受賞に対して)監督は過去2年間で映画の歴史を切り開き、時代を超越することをしてくれました。チームの皆さんに感謝します。両親にも感謝します」と喜びを語った。

また、監督は「こんなことが起きるなんて信じられません。この賞を受けることは素晴らしいことです。クレイジーで才能豊かなキャスト、スタッフ、いろんな大陸で撮影した方々…いろんな人と共有したいです。レオ、君こそが“レヴェナント”だよ。人生をそそぎこんで演技してくれてありがとう。トム・ハーディや、先住民の皆さん、英国兵の皆さん…多くの方からの様々なサポートに感謝しています。本当に興奮しています。そして同じように恵まれていない人もいるので、この世代であらゆる偏見を自ら解放しましょう。肌の色など全く意味がないのだと。髪の長さの違いと同じでね」とスピーチした。

本作は、大自然が猛威をふるう極寒の地で自然光のみを使った9か月間のロケ撮影を敢行。ディカプリオは、ハンティング中に熊に喉を裂かれ瀕死の重傷を負った上に、目の前で息子を殺され復讐心をその胸に宿す主人公を熱演している。ゴールデン・グローブ賞はじめ主要映画賞を軒並み受賞していた。

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