タモリ“天空の城”から戦国へ、宇宙人ジョーンズ新作でタイムスリップ。

2016/02/24 00:01 Written by Narinari.com編集部

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トミー・リー・ジョーンズ扮する宇宙人ジョーンズのテレビCM「地球調査シリーズ」に、タレントのタモリ、女優の満島ひかりを迎えたサントリーコーヒー「プレミアムボス ザ・ラテ」新CM「プレミアム城跡」篇が、3月1日よりオンエアを開始する。

シリーズの最新作は、日本の新たな観光スポットとして、国内外で注目を集めている兵庫県の竹田城跡が舞台。現地の天守閣跡で出会った女性カメラマン(満島ひかり)と一緒に、観光ガイドに扮したジョーンズから、とある場所へ案内されるタモリ。雲の上を歩いている最中、突然目の前が真っ白になったかと思うと、タモリはいつの間にか戦国時代にタイムスリップし、そこで武将姿のジョーンズと満島の導きによって、“天空の城”とも表現される竹田城の在りし日の姿を目撃する。

幻の城が雲海に浮かぶ神秘的な光景に「夢見てんのかね」と感動するタモリとジョーンズが、「この惑星のプレミアムな風景は、新鮮だ」とレポートするストーリーを通じて、ボス史上“最高峰のコク”を実現した「プレミアムボス」から、クリーミーかつフレッシュな味わいが楽しめる「プレミアムボス ザ・ラテ」が誕生したという点を訴求していく。

CMの後半、戦国武将の姿で登場するシーンでは、どんな時も冷静沈着な宇宙人らしく「僕にとってはただの衣装に過ぎないよ」と終始平静を装っていたジョーンズ。それでも、大の親日家で黒澤明監督の映画をこよなく愛する役者だけに、専門のスタッフの手を借りて、飾りのついた兜や両肩、胴回り、腰回りの鎧、篭手(こて)、臑当て(すねあて)、足袋など、戦国武将のフル装備が完了した際には自然と表情を緩め、思わず「黒澤映画のようだ」と呟く場面も。本番中は台詞もなく、撮影もほんのわずかな時間だったが、つかの間の戦国武将姿を楽しんでいる様子が垣間見えた。

竹田城跡を舞台にした今回の設定について、「いつか行ってみたいと思っていたけど、まさかこんな形で実現するとは」と語ったのはタモリ。野面積み(=自然の石をそのまま積み上げた石垣のこと)や、敵の侵入を防ぐためにわざと大きな段差をつけた石段、そして、竹田城の天守閣跡から眺める雲海に囲まれた絶景など、日常では見られないさまざまなシーン、事柄に関心を寄せ、劇中にもタモリ自身の台詞として登場する「すごいね。」という感嘆の言葉を、幾度となく発していた。

CMのラストカットで、タモリが満島に声を掛けるシーン。監督に「プレミアムボスのCMシリーズで、タモリさんが美しい女性に対してよくやる、お誘いの言葉を掛ける場面です」という説明を受けたタモリが、「あー、いつものナンパ系(のお芝居)ね」と茶目っ気たっぷりに切り返すと、周りのスタッフから大きな笑い声。一方、そんなタモリの「またお会い出来ますか?」という言葉に対して、満島より先にジョーンズが答えてしまう場面。すかさず「アンタじゃないんだけど」と切り返すタモリの哀愁ただよう言い回し(60秒)が印象的で、カットの直後、現場は再び大きな笑い声に包まれた。

ボスのCMシリーズ初登場の満島の役どころは、竹田城跡の魅力に取り憑かれた女性カメラマン。さっそく三脚にセットしたカメラのレンズを覗いてポーズを取ると、スチール用のカメラを構えていた本物のカメラマンに向かって、「私、ちゃんとカメラマンに見えますか?」と訊ね、プロのお墨付きをもらう場面があった。

一緒のお芝居は初めてながら、息の合った見事な掛け合いでOKテイクを連発していたタモリと満島。休憩中もタモリが出演中のテレビ番組の裏話を披露して笑いを取り、盛り上がっていた。また、飲みカットのシーンでは、「よーい、スタート!」と言うべきスタッフの声が裏返ってしまい、「よーい…ット!」という声が響き渡った場面では、これから本番が始まるのかと思いきや、演技の終わりを告げる「カット!」のようにも聞こえる掛け声で気勢を削がれてしまったタモリ。思わずズッコけると、満島も大笑いしていた。

戦国時代にタイムスリップするシーンでは、女武者に扮した満島。ジョーンズの赤備えに対して、全身ブルー系で統一した満島の鎧兜はさながら青備えといったところ。黄金色の鉢金に、長い黒髪をなびかせて、颯爽と現場入りする凛々しい姿に、共演者、スタッフ一同、すっかり見惚れていた。腰にぶら下げた模造刀を「おもちゃの刀です」とタモリの方に掲げ、現代ドラマはもちろん、時代劇ですらなかなか着ることのない衣装と髪型の満島だが、監督の「もっと侍っぽく」というリクエストにも即座に対応。最後は出演者、スタッフを混じえて、満面の笑顔で記念写真に収まった。


☆CMストーリー

「この惑星の竹田城跡という場所は、天空の城と呼ばれているらしい。」というナレーションをバックに、石段を登る現地ガイドの宇宙人ジョーンズとタモリ。「この石垣は野面積み?」というタモリの質問に答えず、「敵を防ぐためとはいえ、すごい段差だね」と懸命に石段を上るタモリを尻目に、ジョーンズは「コチラデス。」と、どんどん先へ進んでいく。

天守閣跡にたどり着くと、雲海に囲まれた絶景が目の前に広がり、思わず「お〜。こりゃ絶景だね」「いや〜。こんなとこあったんだ」と歓声を上げるタモリ。すると、その隣でカメラを構えていたカメラマンの満島ひかりが、「つい最近なんですよ。知られるようになったの。ずっとここにあったのに」と話しかけてくる。「あなたは?」というタモリの質問を遮って、「コチラデス。」と声をかけるジョーンズ。すると、ジョーンズがいつの間にか雲の上に立って、タモリを手招きしている。

恐る恐る雲の上に降りて、「うわ、立てるんだ?」「これはすごいね」と前へ進むタモリ。突然雲が濃くなってきて、3人の姿が見えなくなった。覆っていた雲がサッと晴れると、なぜか辺りが草原に早変わり。その一角に真っ白な陣幕が張ってある。「あれ、どうしちゃったの?」と、先程までの衣装と違って、戦国時代の武将の格好をしたジョーンズと、凛々しい女武者姿の満島に驚くタモリ。軍配で静かに前方を指したジョーンズに続いて、満島が同じく前方を指差した。「ただ、この惑星のプレミアムな風景は、新鮮だ。」というジョーンズのナレーションに続いて、二人が示した前方には、雲に浮かぶ戦国時代の竹田城の姿が。幻想的な風景に、タモリも「夢見てんのかね」と呟いている。

最後は、タモリが「またお会い出来ますか?」と声を掛けると、満島より先にジョーンズが「スケジュールパンパンデス。」と答え、タモリが「あんたじゃないんだけど。」とツッコミを入れる……。

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