フライト遅延が発生すると、場合によっては航空会社がホテル代や交通代、食事代などを補償してくれることがあるが、中国ではこのたび、そんな状況下で航空会社が手配したホテルが「ひどすぎる」と話題を呼んでいる。客室は“ラブホテル仕様”で、SMプレイ用の拘束具も備え付けられていたそうだ。

中国メディア・中国吉林網などによると、この一件は、新浪微博の女性ユーザーの投稿で明らかになった。女性はバレンタインデーの2月14日、海南航空HU7388便で重慶から杭州へ戻る予定だったが、当日午後、20時40分のフライトが23時10分に遅延する旨を伝えられる。そこで友人と一緒に映画を観て時間を潰すことにしたという。

ところが、映画鑑賞中にフライト状況を調べてみると、延期されたフライトが再びキャンセルに。急いで空港に戻って確認してみると、当該のフライトは翌日15時に再延期されたことを伝えられる。

これだけでも受け入れ難いものだが、女性はさらなる“衝撃”に襲われた。航空会社が用意してくれたホテルの客室が完全に“ラブホテル仕様”で、ベッドの側にはSMプレイで使用する拘束具も置かれていたのだ。そして、唖然とした女性が“証拠写真”を撮影、微博に投稿したことから、今回の一件が明るみになった。

ちなみに、当初は投稿女性の「やらせではないか」との疑いの目も向けられていたが、後に海南航空は「バレンタインデーで部屋を予約することが難しかったのです」と事実を認めたという。