松岡茉優“松岡茉優”役で主演、清野とおる×松江哲明監督の異色作。

2016/02/14 07:00 Written by Narinari.com編集部

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女優の松岡茉優(20歳)が、4月スタートのフェイクドキュメンタリードラマ「その『おこだわり』、私にもくれよ!!」(テレビ東京系/毎週金曜深夜0時52分〜1時23分)に主演することがわかった。

このドラマは、漫画だけではなく、最近ではテレビ出演時の奇抜な言動も話題の漫画家・清野とおるが描いたコミック「その『おこだわり』、俺にもくれよ!!」(講談社/モーニング連載)を題材にした番組。日常生活の中で、他人にはなかなか理解できないけれど、本人は幸せになれるこだわりをもった人=“おこだわり人(びと)”の姿を浮き彫りにする。

本作でメガホンを執るのは松江哲明。カルト的な人気を誇り、昨年は「東京ドラマアウォード2015」で演出賞(『山田孝之の東京都北区赤羽』)を受賞し、これまで以上に注目されている鬼才だ。

そして、2度目の連続ドラマ主演となる本作で松岡が挑むのは「松岡茉優」役。本作はフィクションではあるものの、ドキュメンタリータッチで描かれ、一部は筋書きもない。その中に登場する「松岡茉優」は、本人と全く違う人物なのか、それともリアルな松岡の姿も含まれているのか。ドラマのストーリーだけではない楽しみ方もできる作品だ。

共演者には、実生活でも松岡と仲の良い友人である伊藤沙莉が登場。伊藤が演じるのも、同じく「伊藤沙莉」役で、ドラマの中で表現されるこの2人の関係もどこまで本当なのか、注目したいところだ。

2人はドラマの中で架空のバラエティー番組のMCとして“おこだわり人”を取材していく。コミックでお馴染みの「ポテトサラダの男」や「帰る男」が登場するが、彼らの“おこだわり”が紹介されるだけではなく、コミックでは描かれなかったその後の知られざる真実が明らかになっていく。そんな“おこだわり人”と接したり、スタッフらの反応を見たりするうちに、「松岡」の心境に変化が生まれ、ドラマはコミックとは全く異なる完全オリジナルストーリーへと進んでいく――という内容だ。

松岡は「松江さんとは出会いから4年ほど経ちますが、ドキュメンタリーの監督さんなので、お仕事出来る機会は無いんだろうなと思っていました。今回フェイクドキュメンタリードラマという形でご一緒する事が叶い、嬉しさとともにテレビで私の何を流されてしまうんだろうかと恐々です。相棒・伊藤沙莉とともにみなさまの元へ新鮮に届くものを作れるよう頑張ります」とコメント。

伊藤は「『山田孝之の東京都北区赤羽』がすごく好きだったので、今回同じ放送枠で『赤羽』のスタッフの方々と携わることができて本当に光栄です。再び茉優とお芝居ができることも心から嬉しいですし、もちろんその分期待や緊張もありますが、『松岡茉優と伊藤沙莉だからこそ』というものをお送りできたらいいなと思います」と抱負を語っている。

また、原作(?)を手がける清野は「この度は『おこだわり』のドラマ化、おめでとうございます! つーか、これ、僕の『その“おこだわり”、俺にもくれよ!!』が原作ってわけじゃないんですか? “題材にした”って何なんですか? よくわかりませんけど、全幅の信頼を置く松江哲明監督が作ってくれるというので楽しみにしています。ただ、もし“おこだわり”に“おこたり”があった場合に関しましては、然るべき機関を通して然るべき大騒ぎをさせていただく所存ですので、よろしくお願いいたします」とプレッシャーをかけた。

さらに松江監督は「“おこだわり”と向き合うと、小学生の頃を思い出す。『このまま目をつぶってあの壁まで行けたら僕の勝ち』と勝手に勝負を始めてしまう、あの感覚。“おこだわり人”とは生傷が絶えないバカ男子の時期を、今もひきずる大人のことなんだと思う。そんな彼らに松岡茉優と伊藤沙莉を投入し、カメラの前で何が生まれるのかを観察するのが『その“おこだわり”、私にもくれよ!!』なのです」とコメントを寄せた。


☆「その『おこだわり』、私にもくれよ!!」イントロダクション

このドキュメンタリーは、フィクションである。

映画、ドラマ、バラエティー…どの仕事でも期待以上の結果を残す、器用で要領のいいマルチプレイヤー松岡茉優。しかしその正体は、好感度を気にする繊細で優柔不断の臆病者。常に周囲の顔色を伺い、「自分が何をしたいか」よりも「何をしたら人が喜んでくれるか」を優先し、時に本心とは違う言動をしてしまう、いわゆる“八方美人”だ。

松岡がプライベートでも仲の良い女優・伊藤沙莉とともに、MCを任された新バラエティー番組「その『おこだわり』、私にもくれよ!!」がスタートする。こだわらなくてもいい事に敢えてこだわり、そこに自分だけの幸せを見出し楽しんでいる“おこだわり人(びと)”を紹介する番組だ。

第1回目の“おこだわり人”はポテトサラダの男。ポテサラの作り方や食べ方、相性のよい飲み物など、ポテサラへのこだわりを余すことなく披露する“おこだわり人”。松岡も思う存分“八方美人”ぶりを発揮するが、松岡とは対照的に伊藤は、自由奔放な発言で撮影現場の空気を悪くしてしまう。思い描く番組進行ができず苛立ちを隠せない松岡だったが、番組スタッフや“おこだわり人”は伊藤の対応を絶賛する。

どんな仕事も期待以上の結果を残してきたという自負がある松岡だったが、新番組での対応に悩み始める…。

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