「週刊文春」初の女性版が誕生、創刊57年で初の女性編集長が女性目線で。

2015/12/21 11:35 Written by Narinari.com編集部

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文藝春秋は12月21日、「週刊文春」初の女性版「週刊文春 Woman 2016新春スペシャル限定版を発売すると発表した。発売日は2016年1月1日で、セブン-イレブン店舗とセブンネットショッピングで販売する。価格は430円(税込み)。

「週刊文春 Woman」は、社内の女性編集者が中心となって編集した、完全女性目線の「週刊文春」。本号の井崎彩編集長は入社17年目で、1959年の「週刊文春」創刊以来、臨時増刊を含めて初の女性編集長となる。

巻頭カラーグラビア「新春美男図鑑」では、ラグビー日本代表の五郎丸歩選手が登場。巻頭言には「週刊文春」愛読者だというジェン・スーの「私を『女』で括らない週刊文春じゃなかったの?」。「週刊文春」らしい「新春ワイド」のスクープ、「週刊文春」皇室担当記者がスクープの裏側を初めて明かす座談会「平成女性皇族 妻として母として女として」、そのほか、芥川賞を受賞した又吉直樹、羽田圭介の素顔にも迫る。

長年の「週刊文春」ファンなら見逃せない「清水ちなみ あの頃、私はOL委員会だった」「ナンシー関『テレビ消灯時間』スペシャル再放送!」も掲載。さらには、桐野夏生の書き下ろし小説「悪い妻」も一挙掲載するなど、たっぷり読み応えのある内容だ。

井崎編集長は「『文春もついに女性活用か』と、思っていただいて結構です(笑)。こんな時代じゃないと、『女性版週刊文春をつくってみたい』というプランは通らなかったと思うので。『週刊文春』の売り上げの半分近くを女性読者が支えて、はや10年。そろそろ完全女性目線の『週刊文春』をつくってもいい時期ではないかと思いました。女性週刊誌ではなく、『週刊文春』の女性版です。『週刊文春』のテイストはそのままに、扱うネタはぐっと女性寄りになっています。とはいえ、普段は男性目線の『週刊文春』を女性読者が読んでいるわけですから、女性目線の『週刊文春』を読んでみたい! という男性読者も大歓迎です」とコメントしている。

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