ハーゲンダッツは12月8日から、今年2月24日に発売するも、あまりの売れ行きで2月26日には販売を一時休止したミニカップ 華もち「きなこ黒みつ」「みたらし胡桃」の販売を再開する。
華もちシリーズは、2010年頃から「もちを使ったアイスクリームを作りたい」と考えていた同社が、2013年から本格的に開発へ着手。滑らかなアイスクリームと一緒に最後まで楽しめるよう、スプーンで切れる柔らかさと魅力的なもちの形を追求した。
同社にとってもちを使うのは初めての試みだったため、もちらしいモチモチ感と、冷凍下でも食べやすい柔らかさを両立させることに苦労。作ったサンプルは30種類以上に上ったという。
また、アイスクリームとの相性だけでなく、もちという素材の特性やおいしさを生かすことができるような和素材との組み合わせを見つけるために試行錯誤を重ねた。
「きなこ黒みつ」に使用したきな粉アイスクリームには、粒子をできるだけ細かくしたきな粉を混ぜ合わせている。きな粉をそのままアイスクリームに入れるとぼそぼそとした食感になってしまうため、もちと相性が良い滑らかなアイスクリームにするために工夫した。さらに、天面にきな粉を振りかけることによって、アイスクリームに混ぜ込むだけでは表現できない香ばしい香りや高級感のある見た目、味わいに仕上げている。
一方の「みたらし胡桃」には、色や香りが異なる2種類のしょうゆと、みりんを使用した艶やかなみたらしソースをかけた。カリカリとした食感のローストくるみが入ったミルクアイスクリームと、みたらしソースという個性がある素材同士の味わいをうまく調和してくれたのがもちだ。もちが入っているからこそ実現できた、絶妙なバランスを楽しめる。
この華もちシリーズについて、開発者は「フタを開けたときや食べたときにワクワクするハーゲンダッツアイスクリームをお届けしたいという思いから、約2年の歳月をかけて開発しました。個性が強い和素材とハーゲンダッツの濃厚なアイスクリームをバランスよく合わせることは難しかったのですが、もちが和素材とアイスクリームをうまくつないでくれたことにより『華もち』を完成させることができました。『スプーンでもちを食べる』という新しい体験をお楽しみください」とコメントを寄せている。