土屋太鳳と満島真之介が声優初挑戦、ノイタミナ「僕だけがいない街」で。

2015/12/03 10:08 Written by Narinari.com編集部

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女優の土屋太鳳(20歳)と、俳優の満島真之介(26歳)が、フジテレビ“ノイタミナ”ほかにて2016年1月7日(木)より放送を開始するテレビアニメ「僕だけがいない街」の声優に起用されたことがわかった。2人ともに、本作が声優初挑戦となる。

原作は2012年に「ヤングエース」(KADOKAWA刊)にて連載を開始し、「マンガ大賞」や「このマンガがすごい!」に2014年、2015年と2年連続ランクインするなど、注目を集めている作品。2016年3月19日には実写映画版の公開も決定しているが、このたびアニメ版のメインキャストとして土屋と満島が発表された。土屋は10歳の主人公・藤沼悟役、満島は29歳の藤沼悟役という“2人1役”を演じる。

2人の抜擢は、これまで「銀の匙 Silver Spoon」第1期、「ソードアート・オンライン」シリーズなど、若くして多くのヒット作を手掛ける伊藤智彦監督によるもの。「僕だけがいない街」を単なるアニメ化に終わらせない、よりリアルな作品にしていくためにオーディションを重ねた末に出会ったのがこの2人だったそうで、少年らしさを感じる土屋の声と、落ち着きながらもどこか影を感じさせる満島の声がそれぞれの役にぴったりだったことから、今回の起用が決定した。

土屋、満島、伊藤監督のコメントは次の通り。


☆土屋太鳳 コメント

原作を読み終わった時、私は立ち直れませんでした。人の心に巣食う闇があまりにも深くて重い。でもその闇の中に、懐かしい体温のある優しい光が、必死に瞬いてるようにも感じました。この物語で描かれるたくさんのことは、残酷で哀しく、許されることではありません。だからこそ真摯に向き合い、誠実に演じたいと思います。
アニメの声を担当するということは本当に重大なことだと思います。嬉しいと同時にとても緊張しています。今は二次元の世界で生きる悟を追いかけようと必死ですが、背中はあまりにも遠く、焦るばかりです。ですが必要なテクニックなどを教えていただきながら、悟のように全力で、あきらめず食らいついていきたいと思います。


☆満島真之介 コメント

オファーを頂いたときは、率直にうれしかったです。声だけで表現する世界にとても興味があるので、ワクワクしています。
原作を読ませて頂き、何の変哲もないどこにでもいるような青年を主人公に、ここまで繊細な愛情溢れるサスペンス作品を造る三部先生に驚かされました。「あのとき違う選択をしていたら、自分の人生どうなっていたんだろう」という誰もが感じたことのあるであろう感覚が、彼を大きく動かすことになります。日常の中で、ふと舞い降りる記憶の糸を、現在の自分が新たに紡いでいくような作品です。
素敵なスタッフ、共演者の方々と共に力を合わせて、皆さんの心に響く作品を届けたいと思います。


☆伊藤智彦監督コメント

藤沼悟という役は、ヒーローではなく、抜けたところのある役なんですね。そういう演技が出来る方を探して、お二人の名前に辿り着いたんです。
土屋さんは、声を張っても怒りを感じさせないというところが、悟らしいなと。「グループの中で絶対一番になれないやつ」という感じが出せるんです。他の子供たちとのバランス的にもよかったと思います。満島さんは、実写映画などで見せる芸幅の広さに加えて、ナレーションをCMでやっているのも大きかった。悟はモノローグがとにかく多いキャラですからね。
お二人がアフレコをされていく中で得られるものが、悟の成長感と結びついていけば大成功かなと思っています。
僕もその時を楽しみにしています。

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