会員情報に“盗人”表示で逮捕、万引常習犯疑う店側の対応が奏功。

2015/11/17 18:30 Written by Narinari.com編集部

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ショップやレストランなどで提供されている便利な会員サービス。消費額に応じてポイントや割引サービスが提供されたりするのが一般的だが、中国ではこのたび、そんな会員サービスが万引き常習犯逮捕に一役買った。万引き犯が所持していた会員カード情報には、名前とともに“盗人”の文字が記録されていたためだ。

中国メディア騰訊新聞などによると、度重なる万引き被害に遭っていたのは、とある薬局チェーン。11月3日、広東省仏山市順徳にある同チェーン店を訪れた男女2人組が犯行に及んだ際、ついに逮捕に成功したのだという。

後の調べで判明したのは、この男女は夫婦で、全国の同チェーン店をターゲットに万引きを繰り返していた。手口は女が商品を購入するとともに朝鮮人参などの高額な商品を盗み、店員が目を離したスキに男に手渡すというもの。盗んだ商品は転売するなどしていたものと思われる。

犯人逮捕に一役買ったのは、ほかでもない会員カードの存在だ。これまでにも被害に遭ってきた同チェーンは、前々から疑いの目を向けていたそうで、犯人をブラックリスト入りさせていた。レジ端末上で会員カードを読み込むと、そこには会員番号と名前とともに、“盗人”の文字が記されるように修正されていたのだという。

そしてこの日、何も知らない犯人はいつもと同じように会員カードを提示。端末に“盗人”の文字が記された店員が隠れて店長に伝え、すぐに商品棚を確認したところ、案の定いくつかの高額商品が棚から消えていた。そして、すでに現場から逃走していた男を警備員が捕え、盗まれた商品も確認されたことから、逮捕したのだという。

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