動画サイトなどでは、駐車テクニックを競うような動画が多数投稿され、車好きな人たちの間で人気を博しているが、中国ではこのたび、とある繁華街の一角に駐車されていた1台のサーフが注目を集めた。というのも、そのサーフのタイヤが2本の石柱の上にぴったりと収まる、まさに曲芸のような駐車の仕方だったからだ。

このサーフが目撃されたのは数日前、湖北省武漢市万松園の繁華街。1台のブラウン調のサーフが右の前・後輪を石段の上に、左の前・後輪を石柱の上にして駐車しているのが目撃された。

石段は3段しかない低いものだが、その階段の高さと揃えるかのように、左の前・後輪は石柱の上にきちんと収められており、写真を見たネットユーザーは「一体どうすればこのように駐車できるんだ？」「神ワザだ！」などと大盛り上がり。あっという間に人気のトピックになった。

車の持ち主によれば、もともと別の場所に駐車しようと考えていたものの駐車スペースがなく、「仕方なくした」とのこと。どのようにして石柱の上に駐車したのかという質問には、まず木板を石段にかけて車をその上に置き、その次にフォークリフトで木板ごと車を持ち上げて左の前・後輪の位置に合わせて石柱を置き、最後に木板を引き抜いたそう。つまり、テクニック云々という話ではなく、かなり“手の込んだ”駐車であることが明らかになった。

皮肉なのは、車のナンバープレートを外していたことから地元警察の調査の対象になり、別人のナンバープレートを使用していた疑いも発覚。持ち主には行政拘留及び罰金の処罰が下されることになった。一時はネットユーザーや市民にもてはやされ、脚光を浴びたことが、かえって処罰を受けるきっかけになってしまったようだ。