NEC“腕”を仮想キーボードに、ハンズフリー化実現で作業効率アップ。

2015/11/05 14:44 Written by Narinari.com編集部

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NECは11月5日、腕を仮想キーボード化するユーザインタフェース「ARmKeypad(アームキーパッド)」を開発したと発表した。

「ARmKeypad」は、ウェアラブルグラスとウェアラブルウォッチを連携させる新しい認識技術により、前腕に仮想キーボードを表示し、あたかも腕にキーボードや入力ボタンを装着している感覚で高速・高精度なタッチ入力が可能なインターフェース。業務のハンズフリー化を実現することで、設備保全・保守点検や検品、在庫管理といった業務の効率化を可能にする。

手元を見ることですぐに仮想キーボードが出現し、入力操作を開始できるため、作業を中断しないのがポイント。ハードウェアコントローラのようにデバイスを取り出す、手に持つといった動作を必要としない。

また、前腕上に大きなキーエリアを配置できるため入力がしやすく、仮想キーボードであるため利用シーンに合わせてキーレイアウトを自由に変更できる。また、認識精度が高く、スムーズにキー操作が行なえるため、音声入力が困難な騒音下での利用にも最適だ。

さらに腕へのタッチ(振動)によって入力を判別するため、接触・非接触をしっかりと区別して検出ができ、タッチをしたことを作業者自身が確実かつ触覚的に確認できる。

なお、同社は今後について、「アームキーパッドを活用したAR(拡張現実)設備点検ソリューション、保守帳票管理ソリューションを開発し、製造以外にも警備、流通、医療など、ハンズフリーの作業が必要となる業種・業務の効率化に貢献します」としている。

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