シリーズ24作目となる最新作「007 スペクター」が10月26日、英国を皮切りに海外6か国で公開された。そのほぼ全てで映画史を塗り替える記録が続出するなど、ロケットスタートを切っている。

王室ご臨席のロイヤルプレミア開始直後の10月26日（月）20時15分から一斉公開された英国では、オープニング7日間（10月26日夜〜11月1日）で6,380万ドル（約76億8,790万円）を稼ぎ出し、英国で公開された映画史上歴代最高のオープニング成績を樹立した。これは、従来の記録ホルダーで、同じく月曜初日だった「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」（2004年）のオープニング成績（約44億4205万円 ※レートは当時）を大きく上回っている。さらに前作「007 スカイフォール」での公開7日間の英国内成績（約47億7,300万円 ※レートは当時）も大幅に超えた。

英国とアイルランドでは647館、2500スクリーンでの公開となり、史上最大の公開規模。映画史上最長シリーズかつ最も成功したシリーズである「007」シリーズが、その名にふさわしい最高の記録を映画史に刻んだことになる。

そのほか、オランダではオープニング370万ドル（約4.5億円）を稼ぎ出し、前作の記録を破って同国史上最高オープニングに。フィンランドでは263万ドル（約3.2億円）、ノルウェーでは288万ドル（約3.5億円）のオープニングとなり、それぞれ史上最高オープニング成績を樹立した。

デンマークでは、421万ドル（約5.1億円）となり公開3日間の同国歴代No.1オープニングを記録。スウェーデンでは297万ドル（約3.6億円）となり、前作を30％も上回る好成績でのオープニングとなった。

さらにIMAXは47ロケーションで公開され、1ロケーション当たりの興行収入平均が105,000ドル（約1265万円）でIMAX史上最高に。1ロケーション当たりの興行収入平均が100,000ドルを超えたのも今回が初めてという特筆すべき成績となった。

英国映画史上No.1のオープニング成績となったことを受け、プロデューサーのマイケル・G・ウィルソンとバーバラ・ブロッコリは「すべてのジェームズ・ボンドのファンと英国の皆さんに感謝しています。『007 スペクター』を英国の映画史における歴代オープニング記録にしてくださってありがとう！」とコメントを寄せている。

「007 スペクター」は11月27日、28日、29日先行、12月4日より、TOHOシネマズ日劇ほかにて全国ロードショー。