大小便防止に“クギ山”を設置、「危なすぎる!」近隣の住民と対立。

2015/10/30 20:04 Written by Narinari.com編集部

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誰しも自宅前にゴミを巻き散らかされたり、大小便されたりしたら嫌な思いをするに違いないが、中国ではそんな悩みを持つ高齢者がとった措置が物議を醸している。現場に鋭く尖った“クギ山”を設置したため、「危険すぎる」と批判の声が噴出しているのだ。

中国メディア中新網などによると、この“クギ山”が設置されたのは、吉林省長春市のとある共同住宅。1階に住む高齢の男性が、何者かによる自宅前での大小便やゴミの撒き散らしといった行為を防止するためにとった措置で、自宅窓下のコンクリート部分にクギが突き出た約20枚の木版を設置した。それぞれの木版からは5、6本のクギ(1本の長さは10センチ以上)が突き出ており、一見すると何とも“おぞましい”雰囲気となっている。

もちろん、ゴミ捨てや大小便といったマナー違反は許されるものではないが、近隣住民はこの“クギ山”に反発。特に子どもがいる家庭はいつ何が起こるか想像もつかないため、かなり神経質になっているようで、不動産屋の担当者を通じて何度か“クギ山”を撤去するよう求めてきたが、その都度失敗に終わっているのだという。

ちなみに、中国のネットユーザーの多くもやはり男性の措置を“やり過ぎ”ととらえているようで、「素養の問題だ」「変人が歳をとるとこうなる」などと批判しているが、中には「クギ山を設置するよりも、防犯カメラを設置して違反者をさらし刑にすべし」「罰金を取るほうが中国人には手っ取り早い」など、中国らしい“解決策”も提案されている。

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