プーチン大統領がエルトン・ジョンに謝罪、国民の“イタ電”事件で。

2015/09/26 10:14 Written by Narinari.com編集部

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ロシアのウラジミール・プーチン大統領が、エルトン・ジョン(68歳)に電話で面会を依頼した。

コメディアンのウラジーミル・クラスノフとアレクセイ・ストリアロヴが先日、プーチン大統領になりすまし、「同性愛者の権利について大統領と話し合いたい」とかねてから希望していたエルトンに電話するといういたずらを仕掛けていたが、今回はプーチン大統領本人がエルトンに直接電話して、そのいたずらの謝罪をしたことに加え、面会の可能性も示唆したようだ。

プーチン大統領の代理人ドミトリー・ペスコフは次のように語っている。

「プーチン大統領は電話をして(エルトンに)『いたずらで電話でかけられたことは知っている。このいたずらをした者たちに腹を立てないで欲しい。彼らの行動を正当化するわけではないが、彼らは害を及ぼさない』とおっしゃいました」
「さらに、プーチン大統領はエルトン・ジョン氏がどれだけ人気のあるアーティストであるかを知っていますし、スケジュールさえ合えば、エルトンからの質問について会って話す準備ができているようです」

そのいたずら電話の中で、エルトンはモスクワで行われる同性愛のパレードに参加することに同意し、ロシアでのLGBT(レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダー)の人々に対する暴力についての不安についても語っていた。

さらに、エルトンは同性愛者への対応が長年好ましいものではないロシアを代表する、大統領との面会も希望していた。エルトンは「人と会う時、彼らに会うとき、ことはよく進むものだから、意見交換をしたいです。双方の事務所がスケジュールを調整できるのであれば、会合を開き、本当に素晴らしい話し合いができます…そうなれば奇跡であり、最高で、夢が叶ったといえます」と話していた。

さらに、いたずら電話がかかってきたあと、エルトンは本物からの電話だと信じたままインスタグラムにプーチン大統領の写真を投稿し、「ウラジミール・プーチン大統領、今日電話でご連絡いただきありがとうございます。ロシアでのLGBTの平等性について話し合うために面会する時を楽しみにしています」とコメントしていた。

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