10月9日の全米公開日が迫ってきたダニー・ボイル監督のスティーブ・ジョブズ伝記映画をはじめ、ジョブズ関連の作品について、アップルのティム・クックCEOはあまりよく思っていないようだ。
マイケル・ファスベンダー、ケイト・ウィンスレット、セス・ローゲンらが出演するアップル共同創設者ジョブズを描く同作に、協力的な姿勢を示していないクックCEOは、出演した「ザ・レイト・ショー・ウィズ・スティーヴン・コルベア」の中で、自身の心境を明らかにした。
クックCEOは「私が知っているスティーブは素晴らしい人物でした。一生懸命仕事をしたいと思わせてくれるような人だったのです」「彼は隅々まで見渡して未来を予想する優れた洞察力を持っていました。未来の進化だけでなく未来の革命もです」とコメント。
そしてジョブズの自伝やドキュメンタリー作品「スティーブ・ジョブズ:マン・イン・ザ・マシーン」も観たことはないと続け、「彼は一緒に働くのがとても楽しい人でしたし、私は彼の事が大好きでした。毎日彼の事を想って寂しくなりますよ。多くの人々が彼を利用しようとしていて、私はそれが本当に嫌です。私たちの世界の良い部分ではありませんね」と話した。