“百獣の王”武井壮が金メダル、世界マスターズ陸上の4×100mリレーで。

2015/08/17 07:42 Written by Narinari.com編集部

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フランス・リヨンで開催中の世界マスターズ陸上(陸上のシニア選手権)で8月16日(現地時間)、“百獣の王”武井壮が4×100mリレー(M40クラス)の日本代表として出場。英国、米国などの強豪を下し、見事に金メダルを獲得した。また、公式アジア記録、日本記録を大きく更新してのメダルという快挙となった。

種目は、M40クラス(40〜44歳のクラス)の4×100mリレーの日本代表チームとして出走。メンバーは、アンカーの武井(42歳、元陸上・十種競技 日本チャンピオン)、前回大会200m銅メダル)ほか、譜久里武(日本人初の40代100m10秒台を出した選手、前回大会100m銀メダル)、渡辺潤一(今大会200m銀メダル)、石黒文康(41歳で100m自己ベスト11秒14を記録)の4人。タイムは42.70と、世界記録の42.20にはわずかに及ばなかったが、公式アジア記録、日本記録の44.07を大きく上回ってのゴールとなった。

武井は毎日、タレントとしての仕事を終えた後に、ジムなどには行かず、深夜に街中をダッシュするトレーニングを行っている。以前にも「僕は、今はアスリートではなくて、マスターズに挑戦しているのも“百獣の王”としての挑戦なんです。お仕事をたくさんいただけている中で、毎日どんなに疲れていても、仕事終わりにかならず1時間トレーニングをして、必ず1時間知らないことを勉強する、というのが僕の決まりなんです。時間がない、そんなのできない、なんて言いたくない。僕のテーマは『毎日成長すること』なんです」と語っていた。

また、武井は大学時代に陸上・十種競技で日本チャンピオンになっているが、陸上を始めたのは大学に入ってから。十種競技に関しては、競技歴1年半でチャンピオンになっている。陸上で日本チャンピオンになった後は未経験のゴルフに転向し、米国へゴルフ留学したり(ベストスコア69)、茨城ゴールデンゴールズでピッチャーを務めたりと、さまざまなスポーツで実績を残してきた。現在も「野球の始球式で140km投げたい」など、まだまだ新しいスポーツでのチャレンジに意欲を燃やしている。

今回の快挙について、武井は「この2年間、一所懸命仕事をしながら、毎日1時間、計700日以上、合計700時間以上、自分の全力を尽くして積み重ねてきたものがこの舞台で発揮できて、しかもさらに残り3人が、みんな仕事が忙しいのに、同じような、さらにそれ以上のモチベーションをもってトレーニングに励んでくれて、同じ夢に向かって毎日走ってこられて、この舞台に立てて世界のどの国よりも速くゴールできたことが、これからの人生の大きな支えになると思います」と喜びのコメント。

そして「毎日がつまらないとか夢が見つからないっていうたくさんの同年代、若い世代の人たちに、人間の毎日1時間っていうものにどれだけの価値があるかっていうのを少しでも証明できたような気がするので、これからまだまだ新しいゴールを見つけて、これからも毎日成長して、みなさんと一緒に楽しい人生を毎日自分史上最高の人生を送れるように、今後も頑張っていきたいと思います。ありがとうございました!」と、挑戦し続けることを約束した。

なお、武井は8月26日に発売されるDJ和のミックスアルバム「俺の応援歌- BE ESQUIRE. -mixed by DJ和」のジャケット写真として、ヌードを披露している。このアルバムは30代から40代を中心に、約5,000人が選んだJ-POPの“応援歌”30曲を収録しており、“30〜40代の応援団長”として起用された武井は、今回、マスターズ金メダルで自身を“応援”した形となった。

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