バリ島で結婚写真も超ガッカリ、大金はたいたのに笑われる悲劇…。

2015/08/01 18:46 Written by Narinari.com編集部

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結婚記念に写真を撮影することはいたって普通のことだが、日本と比べて、中国の結婚写真に対する“気合い”の入れようがすさまじいのはよく知られているところ。王子様やお姫様のコスプレをしたり、ビーチで新郎が新婦を“お姫様抱っこ”していたりと、そのレパートリーの数や“こだわりよう”には驚かされるばかりだが、それだけ気合いが入っている分、仕上がりをめぐって業者とのトラブルに発展するケースも多いと言われている。

このたび報じられたのは、まさにそんなトラブルの類。あるカップルは大金をはたいてわざわざバリ島まで撮影に行ったものの、その出来映えが想像以上にガッカリで、挙げ句に多くの人から嘲笑されるハメになってしまった。

中国メディア成都商報などによると、このカップルは四川省綿陽市の小明さんと花花さん(ともに仮名)。ふたりは今年10月に結婚を控えており、先日28,999元(約57万円)という大金を支払い、わざわざインドネシアのバリ島まで結婚記念写真の撮影に向かった。

しかし無事撮影を終えて帰国し、写真の仕上がりを見たふたりは衝撃を受ける。そこには普通の田舎の風景を背景に笑顔で写っているふたりの姿があり、特別な雰囲気――バリ島らしさはまったくなし。鮮やかではないブッシュ、綺麗とは言いがたいビーチが背後に写っているもの、“ゲスト”として牛が登場しているものなどなど。ふたりの衣装がキメキメだけに、かえってその落差を引き立たせる内容になってしまった。

もちろん、ふたりは撮影現場にいたわけだから、何となく完成品のイメージはつきそうなのもだが、そのときはもしかしたら加工などで「きっと生まれ変わるに違いない」などと信じ込んでいたのかもしれない。

いずれにせよ、これらガッカリ感満載の結婚記念写真を見せられたふたりは怒り心頭。業者からは「424枚の中から65枚を選んでください」と言われたものの、10枚すら選べないレベルで、現在は別の業者を探し、何とか結婚式に間に合わせられるように奔走している。

本人たちからすればこれだけでも十分悲劇だが、さらなる不幸はふたりの写真がネットに流出し、多くのネットユーザーからも嘲笑されるハメになったこと。「えっこれがバリ島? うちの家の裏庭じゃん」「四川省のほうがもっといい写真撮れるだろ」「結婚記念写真に牛さん参加。超クール!(現代中国語で“牛”はクールの意味も持つ)」「よくこんな場所で笑顔を作れるな」「結婚写真詐欺、これは中の中ぐらいのレベル。上には上がいるぞ」などと言いたい放題。他人の不幸は蜜の味とばかりに、面白おかしく論じられているようだ。

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