現代版の“蛍雪の功”が話題に、マックの灯りで勉強する少年に寄付殺到。

2015/07/13 19:57 Written by Narinari.com編集部

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夜のマクドナルドを照らす灯りの下、地面に直接座って宿題をしている9歳の少年。その姿は世界中の人々に大きな感銘を与え、少年とその家族を救うことになった。

フィリピンの女子大生ジョイスさんが「男の子からやる気をもらった」と投稿した写真。それは9歳のダニエルくんが路上で勉強をしている姿だった。フィリピンメディアABS-CBNなどの報道によると、ダニエルくんとその家族は5年前に火事で自分の家を失い、路上生活を余儀なくされ、2年前には父親も亡くした。

しかし、厳しい現実の中にあっても、ダニエルくんは自分を高めることに余念が無い。「母さん、僕はいつまでも貧しいままでいない。夢を実現したいんだ」と母親に語り、友だちがサッカーに興じている間も、路上で勉強を続けるほど勉強熱心だという。

この少年の勤勉さが世界中に報道されると、寄付や学用品の支援が地元の政治家や社会福祉施設などへ次々と舞い込むように。一躍貧困層のスターとなったダニエルくんはメディアのインタビューに対して「将来は警察官になりたい。フィリピンを救いたいんだ」と語った。

ネットでも大きな反響を呼んでおり、「心あたたまる話だ」「彼の幸せを心から願うよ」「SNSが有効に活用された例だと思う」「涙がこぼれ落ちた」といった感想が世界各地から寄せられている。

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