ヤスケンが脇役俳優役で七変化、役どころは“見たことあるけど誰だっけ”。

2015/07/10 07:14 Written by Narinari.com編集部

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人気演劇ユニットTEAM NACSのメンバーで、さまざまな役をこなす“怪優”としても知られる俳優の安田顕(41歳)が、映画「俳優 亀岡拓次」で主演を務めることが決定。来年1月の公開に向けて、現在、制作が進められている。

本作で安田が演じるのは、テレビでも映画でも、現代劇でもドラマでも、見かけたことある役者。見かけたことはあるけど……それがどこだったか、何という作品だったか、いわんやパッと名前が思い浮かぶこともない……という“脇役俳優・亀岡拓次”を演じる。

泥棒、チンピラ、ホームレス……演じた役は数知れず。大作(の脇役)から自主映画(の脇役)まで、声がかかる限りどこにでもどんな役でも駆けつける、監督から重宝される俳優だ。趣味はお酒。撮影現場と酒場を行き来する日々を送っている。そんな地味な亀岡の人生が、居酒屋の女将に恋をして動き出す――。

5度の芥川賞候補にもなった作家・戌井昭人(いぬいあきと)による著書「俳優・亀岡拓次」の映画化である本作は、劇団を持ち俳優としても活躍する著者の“業界あるある”が満載。映画や舞台の現場で巻き起こる、ヘンテコな人々によるおかしくて可笑しな事件は実話……?

今回の脇役俳優映画での主演について安田は「映画の主演というお話をいただけたことに本当に嬉しく思っております。戊井先生の原作を読ませて頂き、本当に面白く、その主人公である亀岡拓次を自分が演じられることに嬉しくもありプレッシャーも感じております。職業が俳優の主人公を演じるというのはとても得難い経験だったのと同時に難しかったです。現場では横浜監督をはじめ、素晴らしい共演者、スタッフの皆さんに囲まれ無事に撮影を終えることができました。横浜監督の世界観に、溺れんばかりにどっぷり浸かり、ときに翻弄されつつも、一喜一憂の日々でした。皆様にも映画【俳優・亀岡拓次】の世界に引き込まれていただけると幸いです。是非、皆様ご覧下さい」とコメントを寄せた。

そして、メガホンを執るのは独特な着眼点や発想を持つ新鋭の横浜聡子監督。国内外の映画祭で評価が高かった松山ケンイチ主演「ウルトラミラクルラブストーリー」以来、6年ぶりの長編映画最新作だ。また、「あまちゃん」で注目された大友良英が音楽を手掛ける。

映画「俳優 亀岡拓次」は2016年1月、テアトル新宿ほか全国ロードショー。

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