西武鉄道が観光電車を開発へ、エクステリア・インテリアは隈研吾氏。

2015/06/16 16:31 Written by Narinari.com編集部

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西武鉄道は6月16日、「秩父」をモチーフにした観光電車の開発に着手したと発表した。デビューは2016年春を予定している。

この電車は、西武鉄道沿線各地域の活性化と新しい旅行スタイルの提供を目的に開発するもの。2015年度までの西武鉄道100年アニバーサリーの集大成と位置づけ、次の100年に向けて新たに運行を開始する。

具体的には、現在、飯能〜西武秩父駅間を中心に運行している4000系車両をベースにリメーク。従来の通勤車両や特急車両とは趣きを変え、沿線の代表的な観光地である「秩父」をモチーフとし、自然を貫く荒川の水の流れを車両のエクステリアに取り入れてダイナミックに表現する。そして、車両のインテリアには沿線の伝統工芸品や地産木材を一部に使用する予定だ。エクステリア・インテリアデザインは、隈研吾建築都市設計事務所の隈研吾氏が担当する。

また、首都圏を走る電車の中であっても非日常感を楽しんでもらうため、「乗って楽しい」「食べて美味しい」をテーマに、全ての座席で食事が楽しめる空間とし、乗車駅から下車駅までの景色の移ろいと美味しい料理を味わいながら、忙しい時間から解放された特別で優雅な時間を届ける。

さらに、車内演奏会や映画上映会、各種体験コーナーの設置、車内での結婚式&披露宴などが開催可能なスペースを用意。国内の乗客のみならず、訪日外国人なども含めた様々なニーズにあわせた貸切運行も予定している。



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