柴咲コウが“うた”届けた、築60年の趣ある映画館でスペシャルライブ。

2015/06/16 05:34 Written by Narinari.com編集部

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女優で歌手の柴咲コウ(33歳)が、1,700件以上の応募から選ばれた秋田県大館市にある築60年の映画館でスペシャルライブ開催した。

このライブは、6月17日に発売するカバーアルバム「こううたう」のリリースにあわせて、柴咲が“うた”を届けに行く「どこいこう? ここいこう」企画として行われたもの。普段なかなか行けない場所や地域、会場へ柴咲が行き、ミニライブをするという1日限りのスペシャルイベントで、柴咲本人も選考に加わり、今回の映画館に決定した。

秋田県大館市に唯一ある映画館「御成座」は、1952年(昭和27年)に洋画専門のロードショウ館として開館するも、3年後の1955年に火災により焼失。同年に再建され、以後、2004年に閉館するまで、50年余り市民の映画館として親しまれてきた。それから10年間閉鎖されたままだったが、昨年7月、新生オナリ座として復活を遂げている。

「御成座」オーナーの切替さんは、若者がこの映画館へやってくるきっかけになればと企画に応募したそう。このスペシャルイベントには、近隣の高校生や常連ら計150人が招待された。

この会場を選んだ決め手について、柴咲は「映画館なのでライブをやる環境としては万全ではないものの、どのような人が集まってくれるかわからない、何人の人が来るかもわからない、何が起こるかわからない、この企画はそんな未知数の場所でやるのが私はいいと思った」と最終選考時に話している。自身がシンガー、アーティストであると同時に女優でもあることが、その理由の一つでもあるようだ。

最低限の照明と音響設備を持込み、歴史と趣のあるこの会場でこの日のためだけのアコースティック編成のバンドでのライブは、アルバム「こううたう」から3曲、彼女のオリジナルを含めた全5曲を披露。1曲ずつの曲間でこの企画のこと、自身の音楽活動について話したり、「みなさんはどこから来たんですか?」「せっかくのここで同じ時間を過ごすので少しでも皆さんのことが知りたいな」など集まった来場客に話しかけたりと、約1時間のスペシャルライブとなった。



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