結婚式の映像が“赤の他人”に、業者と式場が責任のなすり付け合い。

2015/06/02 17:15 Written by Narinari.com編集部

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一生に一度の素晴らしい思い出を――。そう願い、結婚式には入念な準備をして臨むカップルは多いことだろう。中国ではこのたび、そんなどこにでもいる普通のカップルに、有り得ないハプニングが起きてしまった。結婚式で上映されたウエディングビデオに“赤の他人”の映像が延々と映し出され、新郎新婦が気付かないまま式が終わってしまったのだ。

中国メディア安徽網などによると、これは4月26日晩に安徽省合肥市で催された結婚式でのハプニング。この日の“主役”である劉さん夫婦は、事前にウエディングビデオを作成し、上映用の大型LEDディスプレイをレンタルするなど万全の準備をしていた。

にも関わらず、結婚式当日に“事件”が発生する。ディスプレイには劉さん夫婦が努力して作成した映像は一切流れず、代わりに“赤の他人”のウエディングビデオが映し出された。そして、本人たちが気付かないまま結婚式は終了してしまったのだ。

劉さん夫妻は結婚式終了後、友人から結婚式の様子を撮影した映像を見せられて驚愕。劉さん夫婦はディスプレイを背にして座っていたことからこの“間違い”に気付かず、参列客は参列客で不思議そうな面持ちでこの映像を眺めていたという。

もちろん、この取り返しのつかないミスが発覚した後、劉さん夫婦の怒りは爆発。会場であるホテルとブライダル業者を相手取り、責任を取るよう迫ったのだ。

しかし、ホテルもブライダル業者も「相手の責任だ」と言い逃れをし、責任を取ろうとしない。そこで劉さん夫婦は問題解決のため、自分たちとホテル、ブライダル業者の三者で一度集まることを提案したが、これまた時間が合わないことなどを口実にずるずると先延ばしにされている状況だという。

現時点では責任の所在がはっきりしておらず、劉さん夫婦はもやもやした毎日を送っているそうだが、今後は弁護士に相談して法的措置をとる可能性もあるという。

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