TUBEが“満30歳”盛大にお祝い、デビュー記念日に9年ぶり武道館LIVE。

2015/06/02 05:37 Written by Narinari.com編集部

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1985年6月1日に「ベストセラー・サマー」でデビューし、今年30周年を迎えたTUBEが6月1日、デビュー日の記念ライブとして、日本武道館にて「TUBE 30th Anniversary 感謝熱烈YEAR!!!〜こまめに水分補給〜 at 日本武道館」を開催した。

武道館での公演は、2006年に開催した「TUBE LIVE AROUND 2006 YOUR HOMETOWN」以来、実に9年ぶり。チケット発売直後に即完売となった超プレミアチケットを手にした11,000人のファンが全国から集まった。

場内は開演前から“TUBE”コールが沸き起こりお祝いムード一色。デビュー当時“青と白”がテーマカラーだったTUBEだが、この日は白を基調とした衣装でステージに登場し、「夏を待ちきれなくて」でオープニングを飾った。

「ようこそ! 今日は6月1日。このバンドは1985年の6月1日にデビューしました。今日がTUBEの30歳のバースデーになります!」と前田が言うとファンは大きな拍手と歓声。そして6月17日に約3年ぶりとなるTUBE初の2枚組オリジナルアルバム「Your TUBE + My TUBE」をリリースすることを発表し、日本を代表するアーティストたちが“TUBE”をイメージして書き下ろし提供した楽曲を収録した「Your TUBE」から2曲披露した。

「いちばん夏が似合わないと思う、この人が夏の曲を作ったら面白いだろうなって思って一番最初にオファーをしました」と、“冬の女王=広瀬香美”が“夏の貴公子=TUBE”に送った曲「おかげサマー」、さらに「もう1曲、怒髪天。我々とキャリアがほぼ一緒、ロックンロールバンド。一度も絡んだことがありませんでした。彼らがTUBEをリスペクトして作ってくれたナンバー」と紹介し、怒髪天のメンバーが作詞・作曲した「夏番長」を、男性ダンサー2人を率いての応援団風の振り付けで披露し会場は大いに盛り上がった。


そして、前田亘輝&春畑道哉コンビが南の島で楽曲制作合宿を行い書き上げた「My TUBE」からは、「ドラスティック湘南」と「裸足のラッキーガール」が演奏され、「これぞ!」と言うべきTUBEサウンドでオリジナルアルバムを待ちわびていたファンを喜ばせた。

メンバーとファンとの一体感に満ちたステージを展開する中、「きっと どこかで」「プロポーズ」ではストリングス構成で演奏、壮大なサウンドと熱のこもった前田の歌声で大きな感動を呼ぶ。また、「ビーチタイム」では青と銀両面のテープがステージ前方から噴射され、アリーナ席の宙をキラキラと舞った。

さらに「SUMMER DREAM」「夏を抱きしめて」と日本の夏を彩ってきたTUBEのヒット曲で畳みかけた後、メドレーではTUBEファンには言わずと知れたコーラスの伊藤一義氏が登場。TUBEメンバーと息のぴったり合ったトークとハーモニーで会場を盛り上げた。

アンコールには春シングル「いまさらサーフサイド」、6月2日にリリースする夏シングル「SUMMER TIME」も披露。

最後のMCでは「今日の武道館もそうです。それから毎年みんなが遊びに来てくれる、暑いキツい野外スタジアムもそうです。負けそうになりながら一生懸命やってる我々に、みんながパワーを与えてくれたから、ここまでやってこれたんだなってつくづく感じます。月並みな言葉だけど、本当にみんなありがとう! そして、これからもよろしく!」と感謝の気持ちを語った。

2枚組アルバム「Your TUBE + My TUBE」からは全7曲が初披露されたほか、TUBEの人気を不動のものにした数々の大ヒット曲から、ファンにはたまらない往年の名曲たちまで、選りすぐりのセットリストで構成。80年代から40年史をまたにかけて活動してきたTUBE。日頃から応援してくれているファンへの恩返しの気持ちを込めながら、昔も今もずっと変わらない“夏バンド=TUBE”の魅力を余すことなく披露し、ステージも客席も終始笑顔に溢れ、これからも続くTUBEの歴史に新たな1ページを刻む思い出の一夜となった。

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