5歳少年の温かな心配りに感涙、お金のない男性に「何か食べませんか?」。

2015/05/21 21:14 Written by Narinari.com編集部

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米アラバマ州モンゴメリーに住む5歳の男の子、ジョサイアくんは、母親のエヴァさんとファミリーレストランに来ていた。食事をしているうちに、様子の違った男性がレストランの前に自転車を置き、入店。好奇心旺盛な5歳児らしく、母親にあの男性は何者なのか、とジョサイアくんは尋ねたという。

エヴァさんは少し戸惑いながら、その男性はおそらく家を持たない人であると説明した。息子は再び尋ねる。「それってどういうこと?」。母親は言葉を選んで説明を重ねたが、店内の誰もが注文を取りに行かない一人孤独な状態の男性の姿は、言葉よりも雄弁だった。

ジョサイアくんは何かしなければと思い立ち、母親に対して、あの男性へ食べ物を届けたいと頼む。母親はじっと息子の姿を見て、最終的にそれを了承。ジョサイアくんは男性の傍に歩いて行って、「何か食べませんか?」と語りかけたのだった。

男性は驚いたようにジョサイアくんを見つめ、事態を把握すると「一番安いチーズバーガーを」と頼むことに。この時、近くまでやってきていた母親が「他に欲しいものはありませんか」と尋ねたところ、「もしできるならベーコンも」と答えたので、母子は「あなたが欲しいだけのベーコンを頼んでください」と申し出た。

ベーコンがたっぷり挟まれたチーズバーガーが男性の席へ運ばれてくると、ジョサイアくんは賛美歌を男性のために歌った。5歳児なりの祝福の気持ちを込めて。母親や男性を含め店内に11人の人がいたが、全員が少年のあたたかな心配りに涙を浮かべていたという。

この出来事はすぐさま地元メディアWSFAを始めNYデイリーニュース紙など多くの媒体で紹介されると大きな反響を呼び、「何という愛らしい男の子なんだ」「オバマにこの憐憫の情を学んで欲しい。必要なのはまずこの気持ちなんだ」「誰もができないことを5歳の魂には可能なんだ」「母親の教育も良かったのだろう」と称賛が相次いでいる。

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