英国の男性4人組R＆Bグループ・ブルーのリー・ライアン（31歳）が、破産宣告をした。現在ブルーとしてツアー中のリーだが、抱えているすべての負債が返済できないとして、自身の全資産を凍結させたという。英紙ミラーによると、リーはわずかでも債権者に返済する見込みがあるかを判断するため、破産管財人から尋問される可能性もあるようだ。

ブルーはこれまでにアントニー・コスタ、ダンカン・ジェイムス、サイモン・ウェブがすでに破産宣告をしており、今回のリーの宣告によりメンバー全員が破産に陥ったことになる。ブルーが経営していたブルーワールド社もまた、多額の債務を抱えて2013年5月に倒産に至っていた。

4月にはブルーがレコード会社から解雇されたというニュースも出ており、リーにとってここ数か月はかなり厳しい期間となっているようだ。

2001年に新人賞を総なめにする華々しいデビューを飾り、2002年に発売した2ndアルバムは日本でも35万枚のスマッシュヒットを記録するなど、英国を中心に活躍したブルー。しかし解散、再結成を経て、最も新しい5作目のスタジオアルバム「カラーズ」は発売初週にわずか4,000枚しか売り上げなかったことを受けて、ソニーから契約解除されていた。

当時ある関係者は「ブルーは2枚のアルバム発売契約を交わしていたのですが、『カラーズ』の成果を見て解約を告げられたんです」「メンバーたちはもうヒットシングルやアルバムを生み出すことが出来ないという事実を受け入れる時が来たようですね。アルバムからのセカンドシングルは出されませんよ」と明かしていた。