140年ぶりに迷路ブーム復活の兆し、「メイズ・ランナー」も間もなく。

2015/05/06 21:23 Written by Narinari.com編集部

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世界興収400億円突破の大ヒットを記録したサバイバル・アクション大作「メイズ・ランナー」。本日5月6日は“5(May)”+“6(路)”を組み合わせて“迷路の日”ということで、本作の魅力と共に国内で迷路ブームが140年ぶりに再熱したその理由に迫った。

本作の舞台となる迷路。実は、日本では今から140年前に迷路ブームが巻き起こっていた。1876年、植木屋の川本友吉によって神奈川県横浜市老松町の花屋敷(遊園地)に作られたものが日本初の迷路園。これをきっかけに日本各地に迷路園が造られるようになった。

最盛期には、全国に100個以上の巨大迷路があったが、一時のブームが去り、十数個程にまで激減。そこから140年経った今、また迷路ブームに復活の兆しをみせており、2013年にオープンした神奈川県相模湖の遊園地を皮切りに、大人でも大苦戦するほどの難易度を誇る仕掛けを施した巨大迷路の建設ラッシュが起こっている。

さらには、謎を解き脱出するという点が迷路と同じだが、より思考力を問う設定やシチュエーションが本作と重なる「リアル脱出ゲーム」が、いま日本で大流行している。遊園地や野球場などのあらゆる空間を舞台に物語をつけ、数人で協力し合い、制限時間内に謎を解き、脱出を図るのだが、このわかりやすい達成感とプロセスが楽しめ、部活感覚を味わえるところが大人にも人気がある理由だ。

記憶を無くした主人公たちが、突如送り込まれたこの巨大な壁に囲まれた謎だらけの迷路から脱出するため、謎を解きながら極限の知力・体力で駆け抜ける本作。80年代に一度ブームを起こし、そして現代でもブーム再来の兆しをみせ、今もなお親しまれている巨大迷路が舞台となるハリウッド版「リアル脱出ゲーム」ともいえる作品がいよいよ日本にもやってくる。巨大迷路の躍動感に、すごい作品だと監督自身が自負する本作で、観客は迷路の世界に迷い込んだ気分になること間違いない。

映画「メイズ・ランナー」は5月22日(金)TOHOシネマズ日劇ほか、全国ロードショー。

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