俳優の渡辺謙(55歳)が5月4日、今季のスタートダッシュに躓き、セ・リーグ5位(4日現在)に低迷している阪神タイガースの戦いぶりを批判した。
渡辺は熱烈な虎党で知られ、仕事の合間を縫って甲子園を訪れることもしばしば。昨年のクライマックスシリーズではバックネット裏で観戦している様子が中継に映り、そのあまりに真剣な眼差しで応援している姿は、多くの阪神ファンの胸を打った。また、Twitterでの阪神に関するツイートは、短い言葉の中に熱い魂が込められており、阪神ファンの共感を呼んでいる。
そんな渡辺は、3月27日の今季開幕戦勝利後に「開幕おめでとうございます。メモリアルな年に優勝を祝う大切なシーズンです。ファンの皆様、心して応援していきましょう。もうシーズン終盤かと思わせるような采配。和田さんの鬼の形相が見えるようです!ベンチにもファンにも、今シーズンの戦い方を知らしめるファンファーレなのかも。よっしやぁ!」とツイート。
続けて、連勝を決めた翌28日には「両軍波乱の幕開けから、一転渋い投手戦でサヨナラ。粘っこいチームになりつつありますね。毎日チェックするのが楽しみです」とツイートし、連勝スタートとなった今季の戦いぶりにご満悦の様子だった。
ところが、それから1か月、阪神がたどった道は黒星のオンパレード。渡辺もTwitterで阪神に触れることなく時間が流れたが、5月4日、痺れを切らしたかのように、ついに愛する阪神へ苦言を呈した。
「GWで満員の甲子園、情けないゲーム。負ける試合はあるのは当然、でもこんな無様な負け方はファンに失礼かと。バッテリーに問題は無いのか? もっとしつこく粘っこく攻めてほしい。もう昨年の屈辱と後悔を忘れてしまったのか? どうしたタイガース!」
現在、ブロードウェー・ミュージカル「王様と私」に初主演中という大変な中でも、日本の阪神の戦況を心配し、叱咤する渡辺。ファンの間にも共感の声が広がっている。