UFC挑む超新星「KIDの仇取る」、堀口恭司選手の日本人初戴冠なるか。

2015/04/22 16:24 Written by Narinari.com編集部

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世界最高峰の総合格闘技UFC(アルティメット・ファイティング・チャンピオンシップ)のメインイベンターとして、24歳の超新星・堀口恭司選手が4月26日(日本時間)、カナダ・モントリオールのベルセンターで開催される「UFC 186: Johnson vs. Horiguchi」でフライ級王者デメトリアス・ジョンソン選手に挑む。

堀口選手は“神の子”山本KID徳郁の経営するジム「KRAZY BEE」の秘蔵っ子。5歳から始めた伝統派空手を武器にKO劇を量産してきた“超新星”だ。

現地モントリオール入りした堀口選手を取材したところ、世界が注目する大舞台にも、「リラックスしています」と穏やかな表情。趣味は釣り。タイトル以外に欲しいものを尋ねると「釣り具です」と屈託なく笑った。

だが、猛々しい闘志は隠せない。タイトルマッチは「TKO(テクニカルノックアウト:レフェリーがKOと見なして試合を止めること)で王者に勝利します!」と高らかに宣言した。

ジョンソン選手は4年前にKIDをUFCの舞台で圧倒して名を上げた。奇しくもKIDのUFCデビュー戦、出鼻を折られたKIDに対し、ジョンソン選手はその後も勝利を重ね、今では世界最高峰のファイターの一人と称される。

堀口選手は「(KIDの)カタキはとりたい」と明言。「(伝統派空手で)相手に反応させないよう打撃を出すことを学んできた。KOすることは練習の成果を出すこと」と意気込みを語った。

世界王座戴冠、KO劇、カタキ討ちは、すべて必然のシナリオなのかもしれない。勝てば日本人初のUFC王者が生まれる。歴史的瞬間が見られるかもしれない一戦だ。

なお、堀口選手のUFCフライ級タイトルマッチは、日本では4月26日(日)午前11時から、WOWOWライブで生放送される。

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