昏睡中に出産の女性目覚める、「回復見込み10%」から奇跡の生還。

2015/04/17 14:05 Written by Narinari.com編集部

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ジャイルズさんに悲劇が起きたのは昨年12月。妊娠5か月で安定期に入り、友人と一緒にコンサートに出かけて楽しんできた帰り道、友人の運転する車はほんのちょっとした居眠り運転が原因で中央分離帯に激突してしまい、意識不明の重体になった。

医者は「意識が回復する見込みは10%ほどだ」と、事実上諦める姿勢を見せたが、家族は諦めることなく治療を継続する。一方、お腹の赤ちゃんは無事だったが、翌1月に医師によって出産を促され、体重900グラムで生まれることに。現在も新生児集中治療室にいるが順調に育っており、お母さんに名前をつけてもらえるように、と「BABY L」という仮の名前をつけられて、お母さんと会える日を待っていると米WATEニュースなどで伝えられていた。

ジャイルズさんの家族はSNSなどで母子の回復などを祈るサイトを立ち上げたり、よりよい治療を求めて療養先を変えるなど努力を続けていた。そして、先日、祈りが届く日がやってきたのだ。

米ABCニュースなどによると、ジャイルズさんは突然目を覚まし、父親の姿に気づいたという。まばたきをし、家族の手を握る。父親は涙ながらにジャイルズさんの赤ちゃんの写真を見せると、ジャイルズさんはそれをよく見ようと首をひねった。意識が戻り、死の淵から生還したのだ。

ジャイルズさんの母親は語る。

「私たちは決して諦めませんでした。娘はこの厳しい戦いに打ち勝ったのです」

ジャイルズさんの容体は医師の予想以上に順調であり、こうした経緯が報道されると多くの人から励ましと祈りの言葉が寄せられているそうだ。

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