全国の書店員が“今いちばん売りたい本”を投票によって決める「2015年本屋大賞」（4月7日発表）で大賞作品に選ばれた「鹿の王」。その上巻「〜 生き残った者上」（上橋菜穂子／KADOKAWA／2014年9月発売）が週間5.6万部を売り上げ、今週発表の最新4月20日付けのオリコン週間“本”ランキング（集計期間：4月6日〜12日）BOOK（総合）部門で1位を獲得した。

また、下巻「〜 還って行く者下」も週間売上3.4万部で同部門3位にランクイン。両巻ともに先週付けの100位圏外から一気に急上昇した。

両巻のこれまでの同部門最高位は上巻が18位で下巻が28位（ともに2014年10月6日付け）だったが、いずれもこれを上回るとともに、上橋作品の同部門最高位獲得作品だった「獣の奏者3 探求編」（講談社／2009年8月発売）で獲得した14位（2009年8月24日付け）も更新。

さらに上巻は累積売上部数を14.8万部、下巻も11.1万部として、これまでの上橋作品の累積売上部数トップだった前出「獣の奏者3 〜」の9.5万部をともに塗り替える勢いを見せた。