ハピネット・ベンディングサービスは3月から、電子マネーによる決済システムを搭載したカプセル玩具自動販売機の試験導入を開始する。同社によると、電子マネー対応のカプセル玩具自販機は国内初だという。
この試験導入では、5筐体1セットの中央に電子マネー決済システムを搭載。使い方は簡単で、まず、回したいガチャガチャの番号を選択する。次に使用したい電子マネーを選択、支払が完了すると対象自動販売機のロックが外れるので、あとはダイヤルを回すだけだ。
電子マネー対応により、「ポイントシステム」などの優待サービスも導入できるように。カプセル玩具自動販売機は基本的に電気を使わない特性上、これまではそうしたサービスの導入は非常に困難だったが、今後はポイント付加などのサービス向上への取り組みも可能となるそうだ。
また、価格設定も柔軟にできるほか、自動販売機の硬貨回収の手間が省けるのも大きなポイントとなっている。
実験店舗はセガ池袋GIGO店、タイトーステーションアイシティ21松本店、トイザらス千葉長沼店、ビックカメラ有楽町店、ヨークベニマルあすと長町店。対応電子マネーは交通系電子マネーやnanaco、WAON、楽天Edyなど。