ベテランが明かす声優給料事情、ギャラ最上位は「ゲーム・パチンコ」。

2015/03/26 06:05 Written by Narinari.com編集部

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ベテラン声優の野沢雅子や神谷明らが、3月25日に放送されたバラエティ番組「ナカイの窓」(日本テレビ系)に出演。声優業界の気になるギャラ事情について語った。

この日、「声優って儲かるの?」とのテーマで語られた、声の仕事のギャラ事情。声優ではないが、最近は声の仕事も増えている南海キャンディーズの山里亮太は、朝の情報番組「スッキリ!!」の“天の声”について、「僕の場合は12〜3分しか出番がないから、コストパフォーマンスはいい」とニンマリ、声の仕事は“おいしい”と感じているようだ。

一方、野沢や神谷の大御所たちによると、基本的にギャラは「1本いくら」で、ランクによって金額は異なってくる。神谷いわく「(ランクの)一番下は、30分ものをやって基本1万5,000円なんです。これに再放送料とか色んなモノを入れて×1.8だから、通常の場合は2万7,000円くらい」だという。

そのため、「アルバイトに比べると、3時間で終われば時間給は1万円。だから仕事の量があれば十分生活ができる」と、計算上は生活も成り立つが、やはりそこは「(声優の)人数も多いですから」とも語り、仕事をコンスタントに入れることの難しさがあるのは確かなようだ。

声優業界では“超S級”“レジェンド級”の野沢と神谷だが、2人の場合は「(ギャラを)毎回交渉している」とのこと。神谷は「本当に面白くてやりたいやつは、(金額は)超妥協しますよ」、野沢は「気持ち的にはタダでも良いですよね。やりたい役だったら」と、金額そのものに執着することはないようだが、神谷は「僕らがやっちゃうと若い人がかわいそうじゃないですか。料金体系とかいろいろなモノは僕らが守らないと、彼らが割を食っちゃう」と、業界全体のことを考えて、安易なディスカウントに走ることはないという。

また、ひとえに声優の仕事といっても、昨今は活躍のフィールドはどんどん広がっているが、野沢によると「(パチンコは)全然違いますよね」とかなりギャラが良いそう。神谷の説明では、声優のギャラは「ラジオ<アニメ<ナレーション<CM<ゲーム・パチンコ」といった具合で、こうした話にゲストMCを務めたタレントの中川翔子や、声優の牧野由依は興味津々の面持ちだった。

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