新居の掃除中に遺体を発見、ベッドの下から若い女性の腕が……。

2015/03/16 15:18 Written by ナリナリ編集部

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新しい住まいに越して来たばかりは、希望に満ち溢れた気分でいる人も多いに違いない。しかし中国のある男性は、引っ越し早々救いようのない不幸に遭遇した。と言うのも、部屋を掃除中にベッドの下から女性の遺体があらわれたからだ。

中国メディア中安在線などによると、この驚きの出来事は1月30日に起きた。新たに部屋を借りた王さんが、入居して早速掃除をしていると、ベッドのマットの下から人の腕が飛び出していたことに気が付いたという。王さんは当初、女性のマネキン人形だと思ったそうだが、よくよく見るとそれは本物。すでに死んでいることもわかった。

驚いた王さんはすぐに通報。駆けつけた公安によって現場検証が始まった。大家の話によると、前の借り手は阿兵という男で、1月8日に契約が切れており、すでにどこかへ引っ越して行ったそう。そして、28日になって王さんが新しく引っ越して来たというのだ。また、阿兵が契約していたときは若い女性が住んでいたそうで、彼女に会いに来る若い男の姿もときおり目撃されていることがわかった。

そして捜査が進むにつれ、公安は阿兵が事件に関与している疑いをかけ、最終的に当地のホテルに身を潜めていた阿兵の身柄を拘束することになったという。

調べによると、遺体の女性は阿兵と2012年に仕事先の上海で知り合い、交際を始めたとのこと。結婚はしていないものの、ふたりの間には子どもがひとりいた。しかし、ふたりは2014年に仲違いしてしまい、女性は阿兵のもとを離れ、地元に帰ってしまったのだという。

とは言え、阿兵は女性のことをあきらめられなかった。女性を追いかけて地元へと向かうとともに、遺体発見現場となった部屋を借りて女性を住まわせ、何度も何度も復縁を迫っていたのだという。しかし、昨年12月、この問題でケンカがエスカレートし、ついに阿兵が女性を手にかけてしまった、というのが事の顛末だ。阿兵は殺害後、女性の遺体をベッドの下に隠して逃走。身柄を拘束されたホテルに隠れていたのだという。

なお、中国のアパートやマンションの部屋は家具・家電付きで貸しているケースが多く、大家がきちんと確認したり掃除したりしない人物の場合、前の借り手の荷物などがそのままの状態で放置されていることもある。

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