「日本刀」本が異例の大ヒット、漫画やゲーム影響で女性読者も増加。

2015/03/10 18:13 Written by Narinari.com編集部

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宝島社が発行している別冊宝島「日本刀」シリーズが、異例のヒットを記録していることがわかった。3月10日(火)の重版をもって、シリーズ累計32万部を突破する。

「日本刀」シリーズは、昨年1月に第1弾として、別冊宝島2120「日本刀の本」を発売。「日本刀の本」は2,000円〜3,000円の類書が多かったなか、仕様を中綴じの大判ビジュアルムックにし、低価格にしたことで40〜60代の男性を中心に売れ、異例の15万部を記録した。

そして、第1弾が好評だったことから今年1月に第2弾の別冊宝島2288「日本刀」を発売したところ、第1弾は男性読者が80%だったのに対し、第2弾の読者は女性が半数を占め、うち38%は20〜30代の女性と読者層も拡大。「歴女」ブームをはじめ、漫画「ワンピース」「ナルト」にも“刀”は登場し、キャラクターを際立たせるツールとして表現されていることや、刀剣をイケメンに擬人化したオンラインゲーム「刀剣乱舞」のヒットなどにより、刀剣に興味を持つ女性が増えたことが要因だと見られている。

同社は「もともと男性を中心にヒットしていた「日本刀」シリーズだが、新規購入者として20〜30代の女性を獲得したことがさらなる大ヒットに繋がった」と分析しているようだ。

なお、昨今は本に限らず、日本各地で開催される刀の展示会へ本物の刀を一目見たいと足を運ぶ女性が増加しているという現象も起きているそう。そうした動きとリンクしながら、今後「日本刀」シリーズがどのように広がっていくのかにも注目しておきたいところだ。

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