大きなクマを、お茶に招くように丁寧に歓待――。そんなロシアで撮影されたと見られる動画「Hungry bear and Russian」(//www.youtube.com/watch?v=M8qYo4G6fak)が話題を呼んでいる。
この動画の舞台は、あるロシア人家庭のキッチン。開け放たれた窓枠にくず肉を置いてみると……クマがぬっと顔を出し、肉にかぶりつこうとする。人間よりも遥かに大きな手でその肉を口元へと持っていくクマ。驚くことにロシア人も近くの人と談笑しながら、なんでもないようにその肉をクマのほうへと近づけたり、「もっともっと」とねだるかのような手を「お行儀良くしなさい」と言わんがばかりにピシャリとたしなめたりもしている。
ある種の微笑ましさを感じさせる動画だが、こうした野生動物への餌付け行為は、当然のことながら大きな危険をはらんでいるのは、周知の通りだ。
ネットでは賛否両論が寄せられており、「すごいね。クマの剥製を飾ったりするよりもむしろこちらのほうが好ましいよ」「愚かという言葉を越えているよ。野生動物に餌を与えるのはよくない。彼らは望むものが得られなければ人を攻撃してくる」「この場合、人のほうが野生動物に近いのではないかな」「ラブリーな動画。私はシェアするわ」などの反応があるようだ。