旧正月で続発する変な手荷物、列車内にペットの豚や5リットルの尿など。

2015/02/24 18:17 Written by Narinari.com編集部

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中国では旧正月(今年は2月19日)が近づくと、多くの人が里帰りしたり、旅行に出たりする。そのため、主な移動手段である飛行機や電車、バスは大変混雑し、普段よりトラブルが発生しやすくなるが、このたび中国メディアが報じたのは、そんな多くの人々で賑わう高速鉄道駅での“珍事”。日本では考えられないような物品を車内に持ち込もうとする人が後を絶たないようだ。

中国メディア揚子晩報網などによると、これは北京と上海を結ぶ京滬高速鉄道の発着駅である南京南駅(江蘇省南京市)での話。

2月11日午前には、リュックサックの中にライター310個を入れている男性を発見。職員が男性に「なぜこんなに多くのライターを持っているのか」と問いただしたところ、男性は「故郷で使用しようと思って」と釈明。男性はカラオケ店で働いており、客が使用した、店が無料で提供しているライターをこつこつ収集していたそうだ。ちなみに、中国の鉄路旅客運輸規程では、ライターの持ち込みはひとり5個までと定められている。

また、2月13日夕方には、ペットの豚を引き連れて乗車を試みる子連れの男性が登場。南京の観光地を訪れた際に近くで豚が売られており、「面白くて買った」という。規程では生きた動物の車内持ち込みは禁じられており、男性は仕方なく市内で暮らす親戚に連絡し、豚を引き取ってもらったそうだ。

動物の例はほかにもある。2月5日には、一羽のニワトリを抱えた男性が安全検査場に現れた。もちろん職員に注意され、いったんその場を離れると、30分後に絞めた状態となってニワトリは戻ってきたという。どうやらニワトリはペットではなく食用だったようだ。

不明な液体だと思いきや、「実は小便だった」という事例も報告されている。ひとりの中年男性が大きめのミネラルウォーターの容器に水ではない液体を入れて携帯。職員が「中身は何か?」と質問しても男性は答えず。そこで男性に一口飲ませてみようとしたが、これまた頑に拒否。仕方なく職員がフタを外し、鼻を液体に近づけたところ、驚くことに尿のニオイが漂ってきた。このときになって男性はすべてを白状し、自分がこれから上海の病院に検査に行くこと、中の液体は検査に必要な尿であることを明かしたのだという。なお、尿は5リットルもあったそうだ。

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