堤幸彦作品に仲間由紀恵再び、東野圭吾原作「天空の蜂」の出演者発表。

2015/02/23 09:40 Written by Narinari.com編集部

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稀代のヒットメーカーとして作品を送り続けている東野圭吾が1995年に発表した作品で、堤幸彦監督の手によって映画化される「天空の蜂」。本作にはすでに江口洋介(ヘリ設計士・湯原役)、本木雅弘(原発設計士・三島役)の出演が発表されているが、このたび新たな豪華キャスト陣が明かされた。

三島(本木雅弘)の恋人で、事件解決の鍵を握る女に、堤監督が全幅の信頼を置く仲間由紀恵。そして巨大ヘリ“ビッグB”を奪う謎の男には、堤組初挑戦となる綾野剛が扮することが決定した。使命と思惑を秘めて事件と関わっていく男と女を、迫真の演技で演じあげる。

今回の出演について仲間は「『トリック』シリーズが完結して少し寂しく思っていたところ、また堤監督とお仕事をご一緒することができて大変嬉しかったです。今回は、スケールの大きな社会派の作品だったので、堤組とはいえまったく雰囲気も違い、初共演の方が多かったこともあり、改めて新鮮な気持ちで作品に取り組めました。私の役は、過去に心に傷を背負った役だったので、原作を元に1シーン1シーン役作りはもちろんのこと、髪型や服装・メイクまで監督と話し合いながら撮影しました。見終わった後に必ず心に何かが残る作品になると思います。私も映画の完成を楽しみにしています」とコメント。

綾野も「堤組、スタッフ、キャストの皆様と共に、真摯に受け止め、取り組まさせて頂きました。刻々と迫っている。もう眼を背けてはいけない。不確かな今を、確かな未来へ紡ぐ為に。わたしは天空の蜂を生きて、わたしを体感したのかもしれない」とコメントを寄せた。

さらに、柄本明が犯人を追う地元刑事を、國村隼が事件現場を統括する発電所所長を演じるほか、竹中直人、石橋蓮司、佐藤二朗ら実力派俳優が結集。また向井理は、原作には登場しないオリジナルのシーンとして、2011年3月、東日本大震災後の日本で救助活動に赴く自衛隊員を演じる。原作とは異なる映画オリジナルの新たな展開がどのように描かれるのかも注目だ。

そして、各俳優が演じる劇中キャラクタービジュアルも初解禁となった。

映画「天空の蜂」は2015年秋、全国ロードショー。


☆「天空の蜂」ストーリー

1995年8月8日。最新鋭の超巨大ヘリ“ビッグB"が突然動き出し、子供を一人乗せたまま、福井県にある原子力発電所「新陽」の真上に静止した。遠隔操縦によるハイジャックという驚愕の手口を使った犯人は「天空の蜂」と名乗り、“全国すべての原発の破棄”を要求。従わなければ、大量の爆発物を搭載したヘリを原子炉に墜落させると宣言する。

機内の子供の父親であり“ビッグB”を開発したヘリ設計士・湯原(江口洋介)と、原子力発電所の設計士・三島(本木雅弘)は、上空に取り残された子供の救出と、日本消滅の危機を止めるべく奔走するが、政府は原発破棄を回避しようとする。燃料が尽きてヘリが墜落するまで、残された時間はたった8時間――姿の見えない敵との緊迫の攻防戦が始まった。

その頃愛知県では、“ビッグB”と原発を開発した錦重工業本社に、家宅捜索が入っていた。総務課に勤める三島の恋人・赤嶺(仲間由紀恵)は、周囲に捜査員たちが押し寄せる中、密かに恋人の無事を祈る。

一方、事件現場付近で捜査にあたる刑事たちは、“ビッグB”を奪った謎の男(綾野剛)の行方を追跡。聞き込みを続けるうちに、ある意外な真相へと辿り着いていく――。

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