東芝が70年ぶり民営鉄道機関車、名鉄に新型の直流電気機関車EL120形。

2015/02/16 17:59 Written by Narinari.com編集部

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東芝は2月16日、名古屋鉄道向けに、新型の直流電気機関車EL120形を2両納入したと発表した。同社が民営鉄道(※JR以外の鉄道の総称)事業者向けに機関車を納入するのは、これが約70年ぶり。

今回納入した機関車は、1943年に東芝が製造した電気機関車EL600形から置き換わるもので、同社の約30年にわたる日本貨物鉄道(以下、JR貨物)への機関車納入実績と、今回新たに提案した、電車との機器の共通化が評価され、受注に至ったもの。

通常は電車と機関車で異なる電機品や装置の据付方法を、電車の床下吊り構造を機関車に応用することで機関車の小型化を実現し、同時に運転操作などの取り扱いにおいても電車との共通化を行っている。

車体構造は実績のある箱型両運転台方式で、機関車が持つ機能性と堅牢性のイメージを踏襲しながら、デザイン性も重視。名鉄特有のスカーレットレッド色と流線型のステンレスラインを採用した。

なお、同社はJR貨物向けに実績のある電気機関車に加え、今回納入したような40〜50トンクラスの新型電気機関車も新たなラインアップとして、国内の鉄道事業者に展開していくという。

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