クドカンが秋元康似キャラ語る、あまちゃん台本には「書いてない」。

2015/02/16 09:11 Written by Narinari.com編集部

このエントリーをはてなブックマークに追加


脚本家の宮藤官九郎(44歳)が、2月15日に放送されたバラエティ番組「おしゃれイズム」(日本テレビ系)に出演。大ヒットしたNHK連続テレビ小説「あまちゃん」に登場する、AKBグループ総合プロデューサーの秋元康氏に似たキャラクター・荒巻太一(古田新太)の真相を語った。

荒巻太一は大手芸能事務所「オフィス・ハートフル」の社長兼大物プロデューサーで、アイドルグループ“アメ横女学園芸能コース”“GMT47”を手がけている、という役どころ。番組放送中から、あまりにも設定や風貌が「秋元康氏に似ている」と話題を呼んでいた。

この日、「古田さんの役は秋元康さんなんでしょ?」と質問を受けた宮藤は、「いや…いや、オレ台本には、そう書いてないんですよ、全然。だって振付師ですからね、役も。秋葉原じゃなくて、アメ横だし」「(意識は)してない、してない。だけど、できるだけかぶらないように、かぶらないようにしたんですよ、台本上」と、あくまでも別モノのつもりで脚本を書いていたと説明。

しかし、制作サイドから、衣装を着て撮った古田の写真を見せられたとき、すでにそこにはメガネをかけてポーズを取る“秋元康似”の姿があり、「大丈夫ですかこれ」という話にはなったという。宮藤はこのときのことを「みんなが近づけないように、近づけないようにっていう思いが、どこかでたがが外れたんでしょうね」と振り返る。

そこから、脚本執筆の際にも「一生懸命、どうしよう、なるべく本人にわからないように、わからないように…わからないようにって時点で意識しちゃってますからね(笑)」という状態になったそうだ。

また、「(AKB48と)かぶらないように」との思いから、「勉強しましたよいろいろ。アンダーっていう言葉がある。アンダーは使っちゃいけないからシャドウにした。やってらっしゃることと無意識にかぶっちゃったらまずいなと思って」と、細かいところでの苦労もあったようだが、そうした勉強によって「面白いですね。うまくできてる。すごい」と感じたと、AKBのシステムを絶賛した。

なお、秋元氏は昨年3月に放送された情報番組「あさイチ」(NHK)に出演した際に、「あまちゃん」を見ていたことを告白。“秋元康似”のキャラクターについても触れ、ポーズや風貌について「よく特徴をとらえている」と評していた。

TOPへ戻る
このエントリーをはてなブックマークに追加

Copyright © Narinari.com. All rights reserved.