芸能スクープ情報の“ネタ元”、「事務所や芸能人からタレコミも」と暴露。

2015/01/17 15:59 Written by Narinari.com編集部

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写真週刊誌「フライデー」の専属として15年間、数々のスクープを取材してきた元記者の佐々木博之氏(59歳)が、1月15日に放送されたバラエティ番組「ヨソで言わんとい亭」(テレビ東京系)に出演。芸能スクープ情報の集め方を明かした。

「知り合った人が全員情報源」という佐々木氏は、客室乗務員や医者、入国審査官、高級ホテルのコンシェルジュ、ショップ店員などのネットワークから情報を集めるほか、驚くべきことに、芸能人からのタレコミも寄せられるという。

「知り合いのタレントさん、俳優さん、女優さんとかで、(他の芸能人の情報を)送ってくる人いますからね」という佐々木氏。その情報は「『(ここに)います』とか『後ろでごはん食べています』とか」といったもので、タレコミをする芸能人にメリットは特になくても、「佐々木氏の友だちだから」との理由で情報を送ってくるそうだ。また、そうすることで、自分の記事が書かれないように企む人も。

そして芸能事務所からのタレコミについては「はっきり言って、あります」。事務所が所属タレントのスキャンダルを売り込む目的は、女性アイドルやタレントが男性と交際していた場合、別れさせるためにあえて写真週刊誌に掲載させるというパターンが多いという。

ただ、逆に「結婚させたい、結婚したい」といったパターンも。「相手が煮え切らないから、ここで出しておけ」と、婚約に踏み切らせるために写真週刊誌を利用する事務所もあるそうだ。

ちなみに、写真週刊誌にもタブーは存在しており、“大きな力”でスキャンダルが消されることもあるとのこと。佐々木氏はあるとき、某モデルの不倫密会写真をスクープしたが、掲載直前にストップがかかった。このときは、同じ出版社で発行する女性誌の大手スポンサーだったメーカー(※不倫モデルがイメージキャラクターを務めていた)が「広告を全部撤退する」と圧力をかけてきたという。結果、このスクープはお蔵入りとなった。

同様に「絶対にやらない」のは「作家のスキャンダル」。出版社にとってドル箱であるベストセラー作家の機嫌を損ね、連載取りやめや版権の引き上げといった事態にならないよう、ネタ自体を取り扱わないのが基本だという。そのため、スキャンダルが掲載されたくなければ「雑誌に貢献すること」が大切と、力を込めて語った。

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