友の死で“毎日良いこと”決断「チャリティは私のライフワークに」。

2015/01/03 19:04 Written by Narinari.com編集部

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26歳になったルーク・キャメロンさんは、ある一つの決断をした。この1年間、毎日何か良いことをしよう、と。

複数の英メディアによると、2013年10月、ルークさんは母のように親しんでいた友人が癌で死去したことを記憶にとどめるため、善行を積み重ねて記録していくことを決断。記念すべき第1回、2014年1月2日に「新年早々カフェで働いていることに不満そうな女性に、あけましておめでとうとシンプルに挨拶して、彼女の笑顔と返答をもらった」とささやかな活動が始まった。

それからも、駐車場で小銭がなくて困っていた人の料金を払ってあげたり、がん治療に役立ててもらおうと医療機関に寄付したり、路上に落ちていたゴミを分別して捨てたり、ホームレスにお茶や食べ物をあげたり……といった、彼なりの善行の数々を行ってきた。

ただ、ルークさんの行動は、時に批判や懐疑的な質問を受けることもあったそう。批判の対象は専ら金銭で済ませてしまう善行の時だったそうだが、この行動を始める契機となった友人も自らの食事を分け与え金銭を施し、その葬儀の際には4,000人が列をなしたほどの人格者で、友人を倣おうとしているものだと語った。ルークさんが2014年12月までに支払った金額は3,000ポンド、日本円にして55万円ほどに上る。

この行動を初めてからルークさんは国の慈善団体のマネージャー職を勝ち取ることになり、2015年には英国中を巡って45のチャリティに参加する予定も。

ルークさんの人生は今や大きく変化。「他の人を救うことが私自身を癒やしていったように思います。最初はちょっとした試みでした。人を助けるということがどれだけ自分を助けるものかということを見たかった。今や大きな変化を自分にもたらし、チャリティは私のライフワークとなりました」と彼は語り、この運動を数年延長することを決めたそうだ。

ネットでは「たいしたものだ。皮肉と自分本位で充ち満ちた世界の中で彼のような人がいることにワクワクするよ」「きっとその友人も今のルークを誇りに思うだろう」「批判もあるかもしれないが利己的な人は無視すればいい。尊い行いだよ」といった励ましの意見が多く寄せられている。

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