世界で最も危険な3つの行動、それはジョーズと一緒の檻の中で戦うこと、活火山の火口でバンジージャンプ、そして裸でベーコンを調理すること……。そんな煽りで惹きつけて売り出すのは、裸でベーコンを焼く際に飛び散る脂から我が身を守る“鎧”だ。

多くの米国人が偏愛するベーコンに、夢と情熱を傾けるジャスティンさんとデイブさんのJ&Dフーズが満を持して販売するこの“鎧”。紹介文では「裸で調理すること、それは嗅覚や味覚を増大させる。すなわち究極の朝食として饗される肉とは裸で調理することでその高みへ近づくのだ。裸でベーコンを焼き、裸でベーコンを喰らう。それは宝くじに当たるようなもの、それはスーパーボウルでタッチダウンを決めるようなもの、それはジャスティン・ビーバーをどつくようなもの。裸クッキング、それは“男性自身”、そして女性にもリスクはあるが抗しがたい魅力なのだ」と、何を言っているのかまったくわからないが、とにかくすごい熱さで裸で調理することの素晴らしさを説明している。

さらに続けて「ギャロップ調査（※編集部注：原文では“Gallop”であり、米国で信頼度の高い世論調査とされるGallup Pollとは綴りが違う。きっとタイプミスだろう。そうにちがいない）によれば、米国人の87％が寒波到来、北朝鮮によるサイバー攻撃、核兵器の拡散といった問題よりも、裸でいかに安全に料理ができるかについて心配している」と驚愕のデータを提示。

そして、この危惧に対して「私たちは生涯の中で最も重要な画期的技術を投入し、裸でベーコンを焼くための“鎧”を開発した。軽くそれでいてスタイリッシュ。ベーコンを焼いている時に戦ったり、乱れた関係に身を置いたとしても、あなたの大事な部分を守ります。もう二度とベーコンにあなたの股間を蹴り上げさせるようなことはしない」とその完璧さをアピールしている。

この“鎧”、値段は14.99ドルとその高機能さからみて破格であり、ネットでは過去同様の問題に悩まされバスローブを着用することで泣く泣く裸クッキングを諦めた人の賛同意見や、電子レンジを今まで使っていたがこの“鎧”のおかげで新しい世界に踏み出せそうだ、という意見など、前向きなのかネタとして楽しんでいるのかわかりかねる反応が寄せられているようだ。