2014年の人気広告ランキング、1位は「ペプシNEX ZERO」桃太郎シリーズ。

2014/12/01 10:52 Written by Narinari.com編集部

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宣伝会議は12月1日、2014年に発表された18の広告賞の主要な受賞作に、企業の宣伝担当者からの投票結果を合わせて集計し、まとめた「2014年人気広告ランキング」を発表した。

その結果は次の通り。

◎「2014年人気広告ランキング」(宣伝会議まとめ)

1位 サントリーホールディングス ペプシNEX ZERO 桃太郎「Episode.ZERO」篇ほか(テレビCM)
2位 味の素 和風調味料群「和食は、和色で、できている。」(新聞広告、雑誌広告)
3位 東日本旅客鉄道 「行くぜ、東北。」(新聞広告)
4位 全国都道府県及び20指定都市 LOTO7「話は変わる」篇ほか(テレビCM)
5位 グーグル Nexus 7「Dance with Students」(テレビCM)
6位 サントリーホールディングス BOSS「宇宙人ジョーンズ・コンサート」篇ほか(テレビCM)
7位 ソフトバンクモバイル 「総集篇A/廊下篇/会議室A3倍篇/拍手篇/お客さん篇」ほか(テレビCM)
7位 近畿大学 一般入試出願受付開始「固定概念を、ぶっ壊す」(新聞広告)
8位 トヨタ自動車TOYOTOWN「TOYOTOWN2013/夫の秘密篇/となり町篇」ほか(テレビCM)
8位 東京ガス 企業広告「家族の絆・ばあちゃんの料理」篇(テレビCM)
8位 東日本旅客鉄道JR SKI SKI「ぜんぶ雪のせいだ。/ゲレンデマジック篇/しないの?篇」(テレビCM他)

2014年の1位のCMとして選ばれたのは、ペプシNEX ZEROの桃太郎シリーズだった。「Forever Challenge/自分より強いヤツを倒せ。」のコピーから伝わる強いメッセージ性と、ハリウッド映画のような世界観のクリエイティブ、実力派人気俳優・小栗旬が桃太郎を演じるという意外性。3拍子も4拍子も揃ったCMに、広告の送り手たちから賞賛の声が集まっている。

同CMは、全日本シーエム放送連盟が主催する「ACC CM フェスティバル」でグランプリを獲得。企画・制作はこれまで大和ハウス工業の企業CMやトヨタ自動車「ハリアー」など、数々の話題のCMを手掛けてきたクリエイティブエージェンシー・TUGBOATだ。

2位の味の素は、ユネスコ無形文化遺産に和食が登録されたのを機に、「祝・ユネスコ無形文化遺産登録」を共通テーマにシンボルマークを制作、新聞広告、雑誌広告、ラジオCM、中吊り広告を使って多面的に展開した。新聞見開きの紙面いっぱいに、「黄水仙」「香櫞緑」「ひまわり色」「乳白」など聞きなれない「和色」の名前と「和食」の写真を並べ、「和食は、和色で、できている。」という印象的なコピーと共にその魅力を最大限に伝えた。

そのほか、3位に選ばれたJR東日本の「行くぜ、東北。」シリーズは2011年から継続して実施している復興支援のためのシリーズ。美しい冬景色に「メールじゃ会えない、レールで会おう。」というコピーに、宣伝担当者からは「コピーが好き。旅=出会いを上手く表現」などとコメントが寄せられた。

4位のLOTO6の柳葉敏郎&妻夫木聡の掛け合いがユニークなCMは、1位のペプシネックスゼロ同様、TUGBOATが制作したもの。5位のNexus 7のCMは生徒にダンスを教えたい小学校の先生が、「Nexus7」を使い練習に励む内容で、「楽しくて踊りたくなってしまうというベネフィットが伝わる」「グーグルという会社が創りたい世の中が明確になる」などと評された。

6位と7位にはサントリーBOSS「宇宙人ジョーンズ」とソフトバンクのいずれもロングランCMが入賞している。

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