“23年前の殺人”酔ってポロリ、打ち明けられた妻が通報し逮捕。

2014/11/27 21:15 Written by Narinari.com編集部

このエントリーをはてなブックマークに追加


罪を犯し、逃亡生活を続けていた容疑者が、事件から数年後、ときには数十年後に逮捕されることがあるが、その逮捕に至るきっかけは些細な出来事であることも多い。中国のある男は殺人を犯した後、約23年間にわたり潜伏していたが、今年初め、酒に酔って過去の殺人を自ら暴露してしまい、妻に通報されて逮捕されたという。

中国メディア安徽網などによると、この男は安徽省蕪湖市南陵人の謝。謝は1989年の暮れ、知り合いを通じて蒋さんという女性と知り合い、婚約を結んだ。しかし、その後蒋さんの都合で婚約が破棄され、これに怒った謝は1991年2月6日、南陵県にある将さんの自宅で彼女を殺害。以来、逃亡生活を続けていた。

その後、謝は地元から遠く離れた江西省九江市星子県に移り住むことに。“張永強”という偽名を使い、仕事をしながら普通の生活を続け、いつしか彼女もできて結婚する。愛する子どもも授かった。

殺人犯という、人には絶対に明かせない秘密を抱えながらも、20年以上も普通に生活を続けてきたくらいなのだから、謝はそれこそたいそう口が堅く、細心の注意も払い続けてきたに違いない。にも関わらず、謝は今年初め“ミス”をしてしまう。1月8日、酒に酔って妻の前で過去の殺人について打ち明けてしまったのだ。もしかしたら、謝の頭の中には「かなり昔のことだし、妻なら聞き過ごしてくれるかもしれない」、そんな甘えもあったのかもしれない。

いずれにせよ、この話を耳にした妻はびっくり。妻は警察に通報し、謝はあえなく逮捕された。先日、この案件に関する裁判も行われ、謝には懲役15年の実刑判決が下されたそうだ。

TOPへ戻る
このエントリーをはてなブックマークに追加

Copyright © Narinari.com. All rights reserved.