30周年「アニー」の主役が決定、応募者約9,000人の激戦制した2人。

2014/11/25 02:14 Written by Narinari.com編集部

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来年30年目のアニバーサリーイヤーを迎えるミュージカル「アニー」のキャストを決める、2015年公演のオーディション最終審査が11月24日に行われ、アニー役2人を含む28人のこどもキャストが決定した。

「アニー」は、1924年からアメリカで新聞連載がスタートした漫画「ザ・リトル・オーファン・アニー(小さい孤児アニー)」をもとに、1977年にブロードウェイのアルヴィン劇場(現ニール・サイモン劇場)で誕生したミュージカル。同年のトニー賞において、作品賞をはじめ7部門を受賞し、現在も世界各国で上演され続けている。日本での公演は、1986年の日本テレビ主催の第1回公演から数えて来年で30年目。記念すべき30周年を迎える2015年は、1986年以来毎年開催されていた青山劇場閉館に伴い、初めて新国立劇場・中劇場にて上演する予定だ。

今年も約9,000人の応募者の中から激戦を制し、アニー役に選ばれた2人は、神奈川県出身の小学4年生・黒川桃花(9歳)と、千葉県出身の小学4年生・前田優奈(9歳)。

黒川は「今回、アニーに選ばれてとても嬉しいのとビックリしたのが混ざった感じです。2回目の挑戦だったんですけど、いつもよりも笑顔で頑張ったのが良かったかなと思います。あこがれの女優さんは、綾瀬はるかさんです。アニーは人の心を引きつける力を持っているので、私も元気で明るいアニーになれるように頑張ります」と喜びのコメント。

一方の前田も「審査前に年上の人が多くて落ちるかと心配だったけど、アニー役に決まってビックリして涙が止まりませんでした。私は4回目の挑戦で、前の時は声が小さくてダメだったので、今回は声を大きくレベルアップして挑んだから受かったのかなと思います。あこがれの女優さんは、石原さとみさんです。元気で強くて何事にも挑戦するアニーを、観に来たお客さんに感動してもらえるようなアニーになれるように頑張ります」と意欲を語った。

2015年の「アニー」は、4月25日(土)から5月17日(日)まで、新国立劇場・中劇場で上演。東京公演のほか地方公演も予定している。


☆「アニー」ストーリー

舞台は1933年、世界大恐慌直後の真冬のニューヨーク。街は仕事も住む場所もない人であふれ、誰もが希望を失っていました。そんな中、どんな時も夢と希望を忘れないひとりの少女がいました。11歳の赤毛の女の子、アニーです。10年前に孤児院の前に捨てられていたアニーは、いつか本当の両親が迎えに来ると信じて暮らしています。

ある日、なかなか迎えに来ない両親を自分から探しに行こうと、院長のミス・ハニガンに見つからないよう、こっそり孤児院を脱け出しますが、すぐに警官に捕まって連れ戻されてしまいます。

ふとしたきっかけで、大富豪オリバー・ウォーバックスの秘書グレースと出会ったアニーは、ウォーバックスの自宅で休暇を過ごすことになります。前向きなアニーに魅かれたウォーバックスは、養女にしたいと考えますが、彼女は本当の両親のことが忘れられません。けなげなアニーの気持ちに心打たれたウォーバックスは、懸賞金をかけてアニーの両親を探そうとするのですが、お金を目当てに大勢の人々が自分こそアニーの親だと名乗りをあげ、なかにはルースターとリリーという悪巧みをしている人物もいて…。はたして、アニーは本当の両親を探し出すことができるのでしょうか?

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